近年オープンした都内のうなぎ店を調査した結果、自信をもっておすすめできる三ツ星店を4軒ご紹介。老舗の支店や、関東や関西から東京初進出を果たしたお店まで粒揃いです。土用丑の日に合わせて、ぜひご賞味ください!

にょろ助 銀座(銀座)

目で圧倒、舌で恍惚。銀座らしさも備えた新店現る

_MG_3697_1627372687 鰻重 特上(4800円)
蒸さずに焼く関西式の“地焼き”。この日は生後1年以内の“新仔”が入荷。「新仔のみずみずしい身質と、皮目をパリパリに焼く関西式の相性は格別」と、料理長も太鼓判を押す 運ばれてきた瞬間、歓喜の声を上げること必至!

うなぎが大胆不敵にお重からはみ出し、「特特上」ともなれば白焼きと蒲焼きの2匹づけ。まずはびっくりうっとり眺めるのがお約束だ。

って、ついビジュアルばかり強調してしまうが、まあ食べてみて。舌も胃袋もガッチリ掴まれますから。 _MG_3686_1627372697 鰻重 特特上(5800円)
蒲焼きと白焼きが1匹ずつ圧巻のボリューム。香り高い「生山椒味噌」が味を引き締める うなぎの珍味、串、鍋などの創作系にも目移りするし、秋になれば松茸の誘惑も……。

料理は情熱的で内容が濃く、店の設えやサービスは洗練。銀座の新店に寄せる期待に、威風堂々と応えてくれる。 _MG_3653_1627372712 奥:松茸の天ぷら(2800円〜) 手前:鰻コロッケ(1000円)
旬の松茸も気前よく豪快に。蒲焼きとジャガイモを和え、秘伝のうなぎダレで味付けしたコロッケは隠れた逸品。「田酒」の特別純米酒(1合1100円)と共に _MG_3703_1627373422 鰻珍味三点盛り(1200円)
うざく、う巻き、煮こごりをひと皿で堪能。酒の友に最適だ _MG_3641_1627372733 『にょろ助 銀座』店内 [住所]東京都中央区銀座6-12-7
[電話]03-5537-5914
[営業時間]11時半〜14時LO、17時半〜21時LO 土・日・祝は20時半LO
[休日]無休
[交通]地下鉄銀座線A4出口から徒歩4分

京都 鰻 まえはら(虎ノ門)

京都の名店が、洗練のうな重と名物“うなしゃぶ“で初進出

京都の鰻割烹『まえはら』が虎ノ門に出店。

四万十や浜名湖産の活うなぎ、京野菜、吉野の山椒や天城のわさびなど、吟味食材は数知れず。
京料理の基本、カツオと昆布ダシがきっちり取られた肝吸いからして、レベルが高いのなんの。

さて、輪島塗りのお重も登場。ムラなく艶やかな飴色に焼き上がった蒲焼きは、名店の貫禄十分。口に運んだ瞬間の「おおっ!」をお楽しみに。 _MG_3882_1627372943 鰻重(鶴、4600円)
ふっくら焼き上がった大ぶりのうなぎが鎮座。入手困難である“四万十備長炭”の香りがほのかに移り、なんともかぐわしい。奈良漬入りの漬物も名脇役 本店の名物「鰻しゃぶしゃぶ」も絶品。ハモやフグと似ているようで異なる、独特の淡〜い旨みにハマリます。 _MG_3907_1627372959 鰻しゃぶしゃぶ(1人前3500円)
注文後に捌くしゃぶしゃぶ用の切り身。20秒ダシにくぐらせ火を通すと、プリッと小気味よい歯応えに変化。ゴマだれ味噌やトリュフ塩が、淡泊で上品な甘みを引きたてる _MG_3895_1627372974 左上から時計回りに、う巻き(1600円)うざく(1600円)肝焼き・ヒレ焼き(各500円)
細かい手仕事が施された一品各種。実山椒おろしを合わせた「うざく」、ダシ汁をたっぷり含んだ「う巻き」、売り切れ御免の串焼きなど。おばんざい、バンザイ _MG_3919_1627372993 『京都 鰻 まえはら』店内 [住所]東京都港区虎ノ門1-17-1
[電話]03-6550-9557
[営業時間]11時半〜14時半LO、17時半〜20時LO 土11時半〜20時LO 日・祝は19時半LO
[休日]無休
[交通]地下鉄日比谷線虎ノ門ヒルズ駅直結

渋谷 松川 東急プラザ渋谷店(渋谷)

渋谷の街で 70 年。進化する老舗、もてなしの流儀

再開発ラッシュが続く渋谷で創業70年の名店『松川』が、『東急プラザ渋谷』に支店を開いた。

すっきりモダンな和空間は、大テーブルから個室まで多様。テキパキ働く和服姿の仲居さんの姿もいい。ハレの日の会も、ひとりの昼酒もさらりといけそう。

フタをそっと開ければ、艶々の蒲焼きが端正に横たわる。 _MG_3408_1627373027 鰻重 桜(4400円)
白焼きにしてから一度蒸す江戸前の手法。ふわりと柔らかく、口の中でとろけるよう。うなぎは九州産を中心に、現地で直接目利きをして選び抜く。タレはほどよい中辛で、固めに炊いた魚沼産コシヒカリと絡み合う 注文から数十分待つのがうなぎ屋の基本ではあるが「場所柄、お待たせし過ぎてはいけない」と、提供時間の短縮にも工夫を凝らす。

姿勢は常に謙虚。老舗の流儀である。 _MG_3399_1627373098 共水うなぎ 鰻重 匠(5500円)
幻のブランドうなぎ「共水」。うなぎ本来のコクと香りが素晴らしく、感動を呼ぶ。うな重はすべて肝吸いと漬け物付き _MG_3433_1627373127 奥:純米西の関(1合715円) 手前:う巻き(1870円)
定番人気のう巻きは、玉子に焦げ目を付けないのがコツ。大分の銘酒「西の関」はまろやかな酸味が特徴で、タレとの相性が良い _MG_3366_1627373145 『渋谷 松川 東急プラザ渋谷店』店内 [住所]東京都渋谷区道玄坂1-2-3
[電話]03-3464-8477
[営業時間]11時半〜21時LO
[休日]不定休(施設に準ずる)
[交通]JR山手線ほか渋谷駅西口から徒歩1分

うなぎの館 天龍 三軒茶屋店(三軒茶屋)

カリッジュワッがやみつきに! 信州・岡谷の実力店

うなぎの名産地を訊かれて、パッと浮かぶのは浜松や宮崎。加えて長野県岡谷市も“うなぎの町”として有名なのをご存じだろうか。

名店揃いの岡谷の人気店『天龍』が、東京進出を果たした。 _MG_3547_1627373228 うな重(4730円)
備長炭で皮目をこんがり炙ったら、コクのある甘辛口のタレを塗って照りよく焼き上げる。身のぷりぷり感もたまらない。肝吸いと漬物付き。うなぎを模したはんぺんが愛らしい うなぎの捌き方は関東風の背開き、焼きは蒸さずに直に焼く関西風。何より驚いたのが、パリッパリッに焼かれた皮の食感だ。

皮と身の間に潜む旨みが、噛みしめるたびに口の中でジュワリ。濃厚なタレと絡めてご飯とかき込めば、あぁ〜たまらない。

この街で出合えた奇跡に、感謝! _MG_3576_1627373580 白焼き(4400円)
皮のパリパリ感を、よりシンプルに堪能できるのが白焼きの醍醐味。梅酢おろしでさっぱりいただこう _MG_3591_1627373611 左上から時計回りに、高天辛口 グラス(550円)、野沢菜の大盛り(550円)、肝焼き(880円)
“うなぎ屋の肝焼き”のイメージを覆す逸品。約8匹分の肝を金串に刺して焼き上げ、豪快に皿に盛って出すのがココ流。野沢菜も味よし盛りよし、酒が進む _MG_3447_1627373627 『うなぎの館 天龍 三軒茶屋店』店内 [住所]東京都世田谷区若林1-17-3 シンシアフォーD地下1階
[電話]03-6804-0960
[営業時間]11時半〜13時45分LO、17時半〜20時45分LO
[休日]第1月、火
[交通]東急世田谷線若林駅から徒歩4分、東急田園都市線ほか三軒茶屋駅南口から徒歩10分 撮影/小澤晶子 取材/林匠子
※店のデータは、2021年7月号発売時点の情報です。 全国での新型コロナウイルスの感染拡大等により、営業時間やメニュー等に変更が生じる可能性があるため、訪問の際は、事前に各お店に最新情報をご確認くださいますようお願いいたします。また、各自治体の情報をご参照の上、充分な感染症対策を実施し、適切なご利用をお願いいたします。