月刊誌『おとなの週末』で好評連載中の「口福三昧(こうふくざんまい)」は、漫画家のラズウェル細木さんが、試行錯誤を繰り返しながら食を楽しむ様子を描いた漫画エッセイです。連載をまとめた単行本『ラズウェル細木の漫画エッセイ グルメ宝島 美味しい食の探検へ』(講談社ビーシー/講談社)から収録作品を公開します。ラズウェルさんの“自作解説”とともに、お楽しみください。

大阪でうなぎバター寿司を食す ラズウェル細木の漫画エッセイ『グルメ宝島』(7)

「ホント、夏向けですよね。ミントの爽やかさで」

連日、暑い日が続いています。この時期になると、やはり「かき氷」が恋しくなります。かき氷は、イチゴやレモン、メロンなどのシロップをかける食べ方が定番でしょう。

ただ、今回の『グルメ宝島』でラズウェルさんが試したのは、シロップの代わりに、「カクテル」をかけるというもの。近頃、かき氷に魅力を感じなくなったラズウェルさんが閃いたのが、「かき氷にアルコール類を加えてみたらどうか」でした。

作品に登場するカクテルは、「ブラッディメアリー」「レッドアイ」「モスコミュール」「ギムレット」「モヒート」「コーヒー焼酎のカルアミルク風」「サケティーニ」の7種類です。

「わざわざ、しろくまのかたちをしたかき氷器を買って作ったんですけど、まあ、みんなおいしいですよ」

中でも、ラズウェルさんはモヒートが気に入ったようです。「モヒート自体、最近人気が出て、おいしいカクテルなので、かき氷でも、おすすめです」

漫画の中で説明されているモヒートのレシピは、ラム、ライムジュース、ミント、シロップ。この材料からも、かき氷に相性のいいカクテルだということが想像できます。

「ホント、夏向けですよね。ミントの爽やかさで」

「モヒート」に加え、「モスコミュール」や「ギムレット」と、ライムジュースが使われているカクテルが多かったのは、前に「夏にピッタリ♪爽やかライムレシピ」で取り上げたライムが冷蔵庫に残っていたためだそうです。

ラズウェルさんは、5点満点でそれぞれのカクテルに点数を付けています。どのカクテルが何点だったのか。結果については、漫画をご覧ください。
fb8878055298346da504cc1e05f6597e カクテルがシロップ!おとなのかき氷(1) 20d16da67bc761facb6cfb81c53e6210 カクテルがシロップ!おとなのかき氷(2) a12aefa57244bb16dbe0a5c89fe670d4 カクテルがシロップ!おとなのかき氷(3完)

『グルメ宝島』には連載20回分を収録

『おとなの週末』に連載中の「口福三昧」は、食通で知られる漫画家のラズウェル細木さんが、食の可能性を追求すべく、さまざまなグルメを味わったり、自身で調理したりした日々の体験について漫画と文章でつづった「漫画エッセイ」です。漫画と文章に加え、写真付きの「おつまみレシピ」も。食に関して幅広い知識が得られる盛りだくさんな内容で、人気を博しています。

単行本『グルメ宝島』には、『おとなの週末』2015年9月号〜2017年5月号に掲載された「口福三昧」の中から20回分を選び、収録。冒頭では、「宅飲み・仲間飲みが3倍楽しくなる!簡単激旨レシピ」として、「コンビーフと厚揚げの赤ワイン煮」など、ラズウェルさんが厳選した絶品おつまみ7品をカラー写真で紹介しています。

ほかに、単行本オリジナルのコンテンツも掲載。「ここが美味しい食の研究所 ラズウェル細木の台所公開!」は、食の探究に余念がない著者の自宅台所を図解した貴重な内容です。

※現在は当時の状況と異なる場合があります

1fb1886aaecddf119a455773e3c764f8 『グルメ宝島』(講談社ビーシー/講談社、1430円)

ラズウェル細木

1956年生まれ、山形県米沢市出身。漫画で呑兵衛達の心をくすぐり続けて15年超。旨い食と酒を求めて庶民目線で描いた作品が人気を博している。代表作に『酒のほそ道』(日本文芸社)、『う』(講談社)、『大江戸酒道楽』(リイド社)、『ときめきジャズタイム』(ジャズ批評社)などがある。2012年、手塚治虫文化賞短編賞を受賞。2010年、米沢市観光大使に就任。現在は月刊誌『おとなの週末』(講談社ビーシー/講談社)で新しい食の美味を研究する「口福三昧」を連載中。