大阪・関西万博の会場となる夢洲で強い毒性を持つ「ヒアリ」が約550匹見つかったことがわかりました。

 関係者などによりますと、大阪市此花区にある夢洲のコンテナターミナルで、調査会社がヒアリの調査をしていたところ、コンテナの周囲に置いた薬剤に25日に強い毒性を持つ「ヒアリ」が約50匹、集まっているのが見つかったということです。50匹は駆除されたということです。

 その後、環境省が調査したところ、さらに同じエリアで約500匹見つかったということです。環境省は、現時点でヒアリは夢洲に定着していないとしています。

 夢洲は大阪・関西万博の会場となっていてコンテナターミナルは万博会場から道路を挟んだ位置にあります。

 ヒアリは刺された人が死亡した例もあることから「殺人アリ」とも呼ばれていて、国などは今後調査、駆除にあたる方針です。