【モデルプレス=2024/05/22】人気クリエイターやVTuberらが所属するUUUM株式会社、ANYCOLOR株式会社、カバー株式会社の3社が「誹謗中傷対策検討分科会」の設置を発表。22日に開催されたメディア向け説明会「悪意のある誹謗中傷には断固たる措置を」には、UUUM所属のHIKAKINらがコメントを寄せた。

◆HIKAKINらクリエイターが誹謗中傷に言及

今回の誹謗中傷対策検討分科会の設置を受け、HIKAKINと、カバー株式会社が運営する「ホロライブプロダクション」に所属するライバー・ときのそらがコメントを寄せた。HIKAKINは「行政や民間のこれだけ多くの企業や団体が賛同もしくは後援してくれている状況はとても心強い」と伝えた上で、「ネットにおける誹謗中傷の深刻化に伴い、多くの関係者が対策に向けて動いている中で、今回のような取り組みの輪がもっと大きくなり、より多くの方々に知っていただけると嬉しい」と分科会設置により対策が広がっていってほしいと願いを込めた。

さらに、ときのそらはこれまでの活動の中で「傷つく言葉もあり、わたし自身、涙をこらえながら活動することもあります。長く活動していてもその気持ちに慣れることは簡単ではありません」と誹謗中傷により傷ついてきた経験を振り返り「SNSでの誹謗中傷がなくなることを心から願っています。みんな、相手のことを思い優しい気持ちでSNSを使ってくれたらうれしいです」と伝えている。

◆UUUM・ANYCOLOR・カバー、3社が誹謗中傷対策検討分科会を設置

日本のクリエイターエコノミーを普及・促進する、一般社団法人クリエイターエコノミー協会は、インターネット上の誹謗中傷の深刻化が社会問題となり、発信者情報開示請求の迅速化としてのプロバイダ責任制限法の改正、悪質な誹謗中傷対策としての侮辱罪の厳罰化などが進む中、業界の垣根を越えて連携し民間主導の誹謗中傷対策を推進するため、多様なステークホルダーが参画する「誹謗中傷対策検討会」を2023年6月28日に設置した。

クリエイターエコノミー協会 代表理事 /UUUM株式会社 代表取締役を務める梅景匡之氏の発表によると、検討会はこれまで誹謗中傷対策として、YouTubeが取り組む啓発キャンペーンへの協力や、誹謗中傷対策フォーラムの実施といった取り組みを行い、誹謗中傷する加害者は、明確な悪意がある加害者、明確な悪意がない加害者と大きく2パターンであることが見えてきたという。この明確な悪意がある加害者への対策は、啓発キャンペーンだけでは不十分であるという課題をもとに、所属クリエイターの誹謗中傷対策に通報窓口や対策チームを設置して取り組んできたUUUM株式会社、ANYCOLOR株式会社、カバー株式会社の3社で構成される分科会を設置し、明確な悪意がある加害者からクリエイターを守るための取り組みを行うと発表した。(modelpress編集部)

◆HIKAKINコメント

クリエイターエコノミー協会は民間主導の取り組みではありますが、行政や民間のこれだけ多くの企業や団体が賛同もしくは後援してくれている状況はとても心強いです。

ネットにおける誹謗中傷の深刻化に伴い、多くの関係者が対策に向けて動いている中で、今回のような取り組みの輪がもっと大きくなり、より多くの方々に知っていただけると嬉しいです。

最後にクリエイターエコノミー協会の取り組みを通じて、クリエイターだけでなく、エンターテイメントに関わる皆さんがより安心して活動ができるようになることに期待したいと思います。

◆ときのそらコメント

活動をはじめた当初からたくさんの言葉を投げかけられました。そのほとんどが優しい言葉です。

でも中には傷つく言葉もあり、わたし自身、涙をこらえながら活動することもあります。長く活動していてもその気持ちに慣れることは簡単ではありません。言葉は思っているより強く相手に届きます。SNSでの誹謗中傷がなくなることを心から願っています。みんな、相手のことを思い優しい気持ちでSNSを使ってくれたらうれしいです。

また、これからも希望のある対策が増えていくと良いなと思っています。

【Not Sponsored 記事】