サッカー明治安田J3リーグ・いわてグルージャ盛岡は、5月3日に能登半島地震の復興応援マッチとしてツエーゲン金沢と対戦しました。
多くのサポーターが両チームに声援を送りました。

井上智晶アナウンサー
「能登半島地震復興応援マッチとして行われるこの試合、こちらのブースではグルージャの選手たちが募金を呼びかけています」

3日に行われたツエーゲン金沢戦では、試合前に弓削翼選手と宮市剛選手が募金活動を行い、サポーターに協力を呼びかけました。

また被災した能登の人たちへの寄せ書きも行われ、「共に頑張ろう」など温かい言葉が書き込まれていました。

いわてグルージャ盛岡サポーター
「みんな一人じゃないので、手をつないで乗り越えていかなきゃいけない」
「昨年石川県を訪れたので、思い入れのある土地なので、共に立ち上がろうという思いを込めて書いた」

この日集まった約8万2000円の募金は、今後石川県に寄付されるということです。

熱い試合を届けようと行われたこの試合は、前節9失点で敗れたいわてグルージャ盛岡にとっては立て直しの意味でも重要な一戦です。

前半8分、オタボーケネスからのパスを受けた加々美がシュートを放ちますが、これは枠の外。

さらに前半27分、左サイドから切り込みこぼれたボールに松原が左足を振りぬきますが、惜しくもゴールポストにあたり先制点とはなりません。

前半を0対0で折り返し、迎えた後半23分でいわてグルージャ盛岡はセットプレーからヘディングで押し込まれ先制点を許します。

そしてさらにその2分後にも追加点を許してしまったいわてグルージャ盛岡は、能登に勝利をというツエーゲン金沢の気迫に押され0対2で敗れました。

(いわてグルージャ盛岡 0−2 ツエーゲン金沢)

Q:2失点について
いわてグルージャ盛岡 中三川哲治監督
「失点に関しては割り切ってやらせていきたいが、まだまだ浸透していない。次のことに切り替えてやらせれば、また変わってくると思う」