岩手県盛岡市出身で大正から昭和にかけて活躍した日本画家・池田龍甫にスポットを当てた展示会が盛岡市で開かれています。

池田龍甫は大正から昭和にかけて優雅な女性や花鳥図などを描いた盛岡市出身の日本画家で、2024年で没後50年を迎えます。

会場には先人記念館に収蔵されている絵画のほか下絵やスケッチブックなど73点が展示されています。

このうち『歌垣人々』は柔らかな表情で優雅なひとときを過ごす女性たちが繊細なタッチで描かれています。

また晩年「岩手山とキジを描きたい」と話していた龍甫が残した未完成の作品『山に雉』も展示されています。

盛岡市先人記念館 中浜聖美主任学芸員
「龍甫の作品や下絵を通して新たにその魅力を知ってもらえれば」

「没後五十年池田龍甫展」は6月2日まで盛岡市先人記念館で開かれています。