企業の人材確保が課題となるなか、岩手県北上市の企業でつくる北上工業クラブが将来のインド人の採用を検討するため現地視察を行うことになり、5月15日に視察団の発足式が開かれました。

発足式には地元企業の経営者など40人が出席し、オンラインで結んだ現地の日本企業の関係者などからインドの若者の雇用状況について説明されました。

北上工業クラブでは国内の労働力不足を補うため、人口約14億人で近年経済成長を遂げているインドの若者を将来受け入れることを見据え、2024年11月に現地視察を行うことになりました。

この視察では関係の強化に向けて現地の企業や大学などを訪問する予定で、工業クラブとしてのインド視察は県内初となります。

北上工業クラブ 佐藤満義会長
「(インド企業との)サプライチェーンの構築ができるかという点と(インドの若者が)北上地域で働いていただけるようなパイプを作ればいい」

北上工業クラブでは視察団は30人程度と想定していて、6月14日まで参加者を募集しています。