鹿児島南署は17日、同署が15日未明に保護した鹿児島市の男性(47)の容体が急変し、16日夜に搬送先の病院で亡くなったと発表した。18日にも司法解剖し死因を調べる。

 同署によると、15日午前0時45分ごろ、市内の住民から「自宅の外から男性の声や歩いている音が聞こえる」と110番があった。駆けつけた署員が住宅敷地内に立っていた男性を発見して職務質問したところ、不自然な様子がみられたため保護した。

 署員が家族を捜したり、関係機関と連絡を取ったりしていた同日午前11時50分ごろ、人の倒れるような音がした。署内の部屋であおむけに倒れて意識がもうろうとなった男性を見つけ救急搬送したが、16日午後11時10分ごろ亡くなった。

 當寺ケ盛勉副署長は「心から冥福をお祈りする。現時点で保護は適正だったと認識している」と話した。