鹿児島市の山形屋で22日、「夏のうまいもの大会」が始まった。山形屋初出店の16社を含む全国各地の59社が、弁当や総菜、スイーツといった夏に向けて気分が上がる約700品を販売する。実演コーナーから漂う香りに誘われるように初日から多くの客でにぎわった。28日まで。

 但馬牛を使うボリュームたっぷりなローストビーフ握りや広島県産カキをふんだんに盛りつけた海鮮弁当、目の前でモンブランクリームを絞るケーキなどが人気で、食品仕入部の田中省吾係長(32)は「暑い今の時期にぴったりな商品をそろえた。ぜひ足を運んで」とPRした。

 同市鴨池新町のパート源川マユミさん(64)は経営再建を目指す山形屋の力になりたいと休みを取り来場。両手に袋を抱えながら「旅先でお土産を買うみたい。近くに住む家族にも配るので、今から喜ぶ顔を見るのが楽しみ」と話した。