鹿児島県公安委員会は17日、暴力団対策法に基づき指定暴力団四代目小桜一家の無職の幹部の男(65)=薩摩川内市東開聞町=に対し、用心棒料などの要求行為を繰り返す恐れがあるとして、再発防止命令を出した。1992年の暴対法施行後、県内での再発防止命令は3回目。

 県警組織犯罪対策課によると、幹部の男は2023年12月ごろ、複数の被害者が経営する店舗に電話をかけ「熊手を今年もお願いできないか」などと言い、所属の暴力団の威力を示して、正月用飾りの熊手の購入を要求したとされる。