赤坂氷川神社(港区赤坂6)が現在、期間限定で七夕の由来にちなんだ御朱印を頒布している。(赤坂経済新聞)

 7日一日限定で頒布する「天の川」

 創建から千年以上の歴史を持つとされる同神社。季節の御朱印は2018(平成30)年7月からシリーズ化し、これまで「イチョウ」「祭り」「夜桜」などをあしらった御朱印を頒布してきた。

 今回は、七夕をモチーフにした夏の御朱印「星合ひ参り」を頒布する。七夕の短冊と、短冊の由来となった「梶の葉」を箔(はく)押しした。今月7日には、七夕の夜空をイメージした御朱印「天の川」を一日限定で頒布する。

 職員の神屋宗太郎さんは「『星合ひ』とは、七夕の夜にひこ星と織り姫の2つの星が出合うことを意味する。短冊を笹竹(ささたけ)につるす現在の七夕の風習は、平安貴族が『梶の葉』に和歌や願い事を書き、天の川を渡る船の舵(梶)となって星に願いが届くようにと、祈りをささげたことに始まるといわれている。今回の御朱印を手に取った皆さまには七夕の由来について触れていただき、古来の人々の生活に思いをはせてほしい」と話す。

 初穂料はそれぞれ500円。御朱印の頒布量は1日100枚(土曜・日曜は200枚)。「天の川」は300枚。7日まで。