市民向けラグビー体験イベントが5月25日、秋田市文化創造館(秋田市千秋明徳町)前の広場で開かれる。(秋田経済新聞)

 ゲーム感覚でラグビーのパスを楽しめる「パス」ターゲット

 今年、創部100周年を迎えた秋田高校(手形中台)のラグビー部OB会が、記念イベントの一環として企画した。体験できるのは、芝生の生える広場に敷いたマット上で行う「トライ」や、幅5メートル・高さ3メートルほどのH型のゴールポストを設けて行う「ゴールキック」、大・中・小の3つの穴を開けた幅3メートル・高さ2メートルほどのターゲットパネルを使う「パス」。同高校ラグビー部員やOBが手ほどきする。得点直後に選手同士で称え合う「トライ・セレブレーション」の演出も。

 1924(大正13)年創部の同高校ラグビー部は、「花園」の通称で知られる全国高等学校ラグビーフットボール大会への出場6回の古豪だが、1チーム15人が必要なスポーツで、現在の部員は13人。

 ラグビーチーム「秋田ノーザンブレッツRFC」のゼネラルマネジャーを務める、同高校ラグビー部OBの古屋亮太さんは「どの高校も部員の確保に苦心している。ラグビーを身近なスポーツとして親しんでもらえる環境づくりが必要」とし、「小さな子どもから高齢の皆さんまで、気軽にラグビーボールに触れてもらえる機会として企画した。当日、新入部員の紹介時間も設けるので、ラグビーを一緒に楽しんでもらえれば」と来場を呼びかける。

 開催時間は10時〜15時。参加無料。