徳之島町にあるハンバーガーショップ「リーフ」(徳之島町亀津)に、季節ごとに写真を入れ替えられる大型写真パネルが設置され、利用客や通行人などがパネルをバックに写真を撮り、にぎわいを見せている。パネルの横には撮影用の自撮り棒も備える。(奄美群島南三島経済新聞)

 真っ青な夏の写真。左は撮影用の自撮り棒

 店主の福沢綾子さんは、日頃から徳之島をアピールできる「映える」壁面を作りたいと考えていたが、なかなか進まずにいた。いろいろと調べていると、徳之島町のふるさと納税を活用した地域おこし事業「わっきゃぬシマさばくり事業」があることを知り、応募したところ採用が決まり、今回のパネル設置が実現した。

 福沢さんは「今は何を発信するにもSNSの活用が主流。世界自然遺産登録されてから、観光客はもちろんテレビでも徳之島が取り上げられることが増えた。SNSで写真をアップしてもらい、もっと徳之島をアピールしてもらえる場所ができれば、そして集客にもつなげていけたらと思い設置を考えた」と振り返る。「申請から採択・実施までの期間が短かったが、多くの方にサポートしてもらった」とも。

 「季節ごとにパネルの写真を差し替えて徳之島の季節を感じることができる場所にしていきたい。島で取れた長命草やドラゴンフルーツを使ったソフトクリームも手がけていくので、パネルと共に徳之島を感じてほしい」と話す。発売は5月を予定している。

 営業時間は10時〜17時30分。不定休