「えらぶゆりの島空港(沖永良部空港)」(和泊町国頭)ロビーに5月3日、「ちいさな島のてづくりおみやげキット」が設置された。3月に設置された「おきえらぶフローラルホテル」(知名町知名)に続いて2カ所目。一般社団法人「しまやどり」が手がける。(奄美群島南三島経済新聞)

 空港入り口そばに設置されたカプセルトイ

 「ちいさな島のてづくりおみやげキット」は、カプセルトイマシンのレバーを回して、島で廃棄予定のジャガイモやローゼルなど自然由来の顔料などを使った「えらぶ色のジャガイモねんど」「イトバショウのミサンガ」「夜光貝の磨きキット」の3種類のいずれかを取り出すもの。カプセルトイは1回500円。

 「ジャガイモねんど」は3月、「ソーシャルプロダクツ・アワード2024」で「ソーシャルプロダクツ賞」を受賞。フローラルホテルに設置したカプセルトイは4月で30個を売り上げたという。

 「ジャガイモねんど」はこれまでネットショップや土産店で販売していたが、カプセルトイによる販売は2台のみ。同法人代表理事の宮澤夕加里さんは「芭蕉布や夜光貝は敷居の高いイメージがあるが、親しみやすくなると考えた。ものづくり体験を通して島の文化や自然の魅力を感じてもらえたら」と呼びかける。

 空港への設置作業を行った同法人理事の大谷華南さんは「島の窓口となる空港への設置は、多くの方の目に入ると期待している」と意気込む。

 えらぶゆりの島空港の営業時間は8時30分〜17時30分。