撮影やレタッチ方法を学べる写真講座「青森発見フォトゼミナール」が6月15日からの3回、青森市内各所で開催される。(青森経済新聞)

 「青森発見フォトゼミナール」ポスター

 企画は青森市地域おこし協力隊員の角間拓矢さん。参加者の撮影技術向上や交流、地域の魅力発見などを目的に考案した。昨年千葉から移住した角間さんは「昨年の業務中だけで3000枚以上を撮影したほど青森は魅力的な街。すてきな人や場所を参加者と共有しながら、撮影のスキルアップを図れたら」と話す。

 講座は各回2部構成。前半は撮影方法のレクチャーなどの座学、後半はフィールドワークと撮影写真のレタッチを行う。テーマや開催場所はそれぞれ異なり、テーマに合わせたプロフォトグラファーを講師に招く。

 6月15日のテーマは街歩きをしながら撮影する「フォトウオーク」。「足の下のステキな床」「キャバレー、ダンスホール20世紀の夜」などの写真集で知られるフォトグラファー・奥川純一さんが講師を務める。開催場所は浪岡エリア。

 9月14日は人物撮影の「ポートレート」をテーマに行う。講師はねぶた師・北村麻子さんの専属カメラマンとして活動し、タレント撮影などの実績を持つフォトグラファー・成田恭平さん。開催場所は「国際芸術センター青森」(青森市合子沢)。

 11月9日は秋の絶景を切り取る「風景」がテーマ。講師はニコンZレンズの作例担当やSNS写真の撮り方を教える講師の経歴も持つ「絶景カメラマン」の対馬慎太郎さんが務める。開催場所は八甲田エリア。

 参加資格は高校生以上で居住地は問わない。「一眼レフカメラを持参できること」「SNSで撮影写真を投稿できること」が条件となる。

 角間さんは「自分で撮るのも人が撮った写真を見るのも好き。3回の講座後に展覧会を開く予定なので、プロに教えてもらいながら渾身(こんしん)の一枚を撮ってほしい」と笑顔を見せる。「撮影者のさまざまな視点からの写真が見られるのが楽しみ」とも。

 開催時間は各回10時〜17時。参加無料。定員はそれぞれ15人前後。申し込みは青森市移住・交流支援サイト掲載の応募フォームで受け付ける。複数回の参加も可能。締め切りは開催日の2週間前まで。