熱海や伊豆エリアで貸別荘の運営を行うエンゼルフォレストリゾート(熱海市田原本町)が4月16日、熱海自然郷別荘地内で新築貸別荘をオープンした。(熱海経済新聞)

 【写真】テラスにはソファやバーベキュー設備を備える

 同社が管理する別荘地「熱海自然郷」は、熱海駅から車で約20分の高台の別荘地。これまでは空き家となっている別荘を買い取り、リフォームして宿泊施設として貸し出してきたが、築年数の浅い物件が少ないことが課題だった。同社グループ広報の冨士岡翔太さんは「別荘地はリゾートとしては、自然豊かで、温泉もあり、魅力的で宿泊需要も高い反面、流通価格が低迷し過小評価されている。宿泊利用やワーケーション、二拠点生活といった新しい生活様式に対応した建物をつくり、別荘地の良さを分かりやすく伝えたかった」と、貸別荘を新築した経緯を説明する。

 今回新築した貸別荘「熱海台3-15-11」(上多賀)は、ロフト付き平屋建て、1LDKの間取り。元々は急傾斜の更地だった場所に建設し、「森に囲まれた疑似ツリーハウスを体験できる」作りに。ウッドデッキにはソファやバーベキューコンロ、調理器具も完備。温泉を引き込んだ露天風呂を備え、プライベート感にこだわったという。最大4人まで宿泊できる。

 同社が管理する貸別荘について、冨士岡さんは「利用者は若者グループ、ファミリー、ペット連れが中心。最近は、1カ月以上の長期滞在者が増えている。コロナの影響で、貸別荘を二拠点目として利用する人にも対応できる」と話す。「現在、同様の貸別荘の新築を2棟着工している。今後は大型のコテージも含め、積極的に展開していきたい」とも。

 貸別荘だけでなく、新築別荘の購入相談も増えているという。冨士岡さんは「新築が50棟以上供給できると、別荘地全体が若返る。小さい子どもがいるファミリー層が移住してくることも予想している。新築分譲は積極展開していくと同時に、未利用地は驚くような格安価格で販売していく予定。趣味や畑などで利用していただき、別荘地の活性化につなげたい」と意気込みを見せる。