「リトリートフィールドMahora稲穂山」(皆野町皆野稲穂山)で10月19日に開催する食と芸術と音楽の祭典「みなの里山アートピック(通称=さとぴく)」の主催者・坂本典明さんが現在、ビジュアルデザインの募集を呼びかけている。(秩父経済新聞)

 主催の坂本典明さん

 同所で年に1度開催している「さとぴく」は今年で7年目。坂本さんは「2018(平成30)年から開催してきた『さとぴく』。毎年開催内容を変えるので、遊びに来た人たちに喜んでもらってきた。アートに関して、2019年のWHO(世界保健機関)の報告書でも、アートは子どもの発達や自己肯定感の創出、病気の予防や健康の増進に貢献するという発表がある。さとぴくでも気軽にアート表現を楽しむことで日々の暮らしを豊かにしていくというミッションがある。『さとぴく』はイベントとしては年に1度の開催だが、開催する過程でもアートに触れる取り組みができないかと、今回のビジュアルデザイン公募を始めた」と話す。

 ビジュアルデザインはホームページやチラシなどで活用し、受賞者には景品や賞金も用意する。参加賞として、応募者全員の作品を「さとぴく」の会場に掲出するモザイクアートの素材として活用する。応募作品は「さとぴく」のイメージやアートなどのキーワードを元に制作するのが条件。提出方法はメールでデータを送信するか、Mahora稲穂山かUPDRAFT(長瀞町長瀞)で紙での提出も受け付ける。詳細はホームページで確認できる。

 「今年もたくさんの人に『さとぴく』でアートに触れてほしいので、入場料は初めて無料にして開く。ビジュアルデザインは年齢やプロ・アマの制限もなく誰でも応募できるので、興味が湧いた人は『さとぴく』のアート活動に関わってもらえたらうれしい。個人はもちろん、学校や部活単位での応募も受け付ける。イベントの開催が地域を活性させるきっかけにつながれば」と坂本さんは話す。

 作品の受付は6月9日まで。結果は6月中旬、ホームページやSNSで発表予定。