「焼肉きんぐ調布店」が調布駅から徒歩10分、品川通り沿いに4月26日、オープンする。(調布経済新聞)

 コロナ禍で生き残りをかける飲食チェーン業界。さまざまな料理を提供するファミリーレストランや居酒屋からは客足が遠のき苦しんでいる一方、回転すしや焼き肉といった専門業態は売り上げを伸ばしている。同店が開店したのも、ハンバーグやステーキをメインとする「カウボーイ家族」が昨年10月に閉店した跡。

 調布駅近くでは、昨年、南口徒歩5分に「海鮮居酒屋はなの舞」や「三代目網元魚鮮水産」などを運営するチムニーが「焼肉牛星 調布南口店」を開店。今年1月には南口ロータリーに面した居酒屋「ミライザカ」が業態を変え「焼肉の和民 調布南口店」としてオープンした。同店は回転すし店のように特急レーンで肉や料理が運ばれ、空き皿の回収はロボットが行うことで話題を集めている。3月には北口交差点近く旧甲州街道沿い、日高屋の2階に「ホルモン焼道場 蔵 調布店」も開店した。

 調布駅周辺では調布パルコで「山形牛焼肉 牛兵衛 草庵」が、トリエ京王調布では「焼肉HEIJOEN」が営業、北口ロータリーには「徳」、「えの木駐車場」隣には「焼肉 SHUN」のほか、「焼肉いわい」「焼肉いち」、焼き肉チェーンの「牛角」や「牛繁」、少し歩けば「豚風」など駅徒歩10分以内に10店以上がひしめき合っている。

 「焼肉きんぐ調布店」のオープンにより、品川通りも「焼き肉通り」化。鶴川街道から国領手前までの約1.7キロメートルの間に、い志井グループが運営する「調布食肉センター」や「あみやき亭」、「焼肉牛星」「焼肉きんぐ調布店」「焼肉スエヒロ館」が並ぶ。

 以前は全く見られなかったが、コロナの影響により「つぼ八」など大手居酒屋チェーンが撤退した、比較的大きな空きテナントスペースが調布駅前にいくつかできた。調布銀座商栄会隣りにも今年7月完成予定の地上6階地下2階の大規模商業ビルの建設も進んでおり、飲食店の入居が見込まれる。これらのスペースに今後、どのような店舗が入居するのかが注目される。