パン店「REBELLBE(リベルべ) 南大沢店」(八王子市南大沢2、TEL. 042-670-9918)がオープンして1カ月がたった。(八王子経済新聞)

 店内の様子

 京王線・南大沢駅から徒歩約9分の場所に4月5日オープンした同店。「Az」(神奈川県大和市)が運営するパン店で、1月に小田急小田原線・愛甲石田駅近くに1号店を出店したのに続き、2店舗目、都内初出店となる。

 「リベルべ」は、神奈川や東京で28店を展開しながらも、昨年11月に全店を閉店し、事業を停止したパン店「ベルベ」の職人らが集まり、新たに立ち上げた。南大沢店ももともと「ベルベ」の店舗があったところで、看板を掛けかえるなどして新たな出発を図った。店では総菜パンやサンドイッチなど約90品目のパンを提供しており、買った商品は店の外に設置したテラス席で食べることもできる。

 「ベルベ」で働いていたころから起業を考えていたという小嶋亮さんが、今回の事業停止を受け、新たに会社を立ち上げ、「リベルべ」の名でパン店を展開することにした。

 「SNSや今まで利用していた方からベルベを惜しむ声が多かった。そこでベルベを復活させられないかと考えた。これまでの各店舗のオーナーと協議を進め、なんとか店をオープンすることができた」と小嶋さん。1号店の愛甲石田と共に南大沢でも出店の話を進めていたことから、2店舗目としてのオープンにこぎ着けたという。「ベルベ」時代と比べて商品のラインアップはほぼ一新したが、「ベルベの頃からひいきにしていた方にもお越しいただけている。日常的に皆さまに口にしていただきたい商品を展開している。客層は幅広く、子どもから年配まで多種多様な方に利用いただいている。客単価も上がった」と話す。

 「スタッフが元ベルベの人間で、場所も引き継いでいることもあって混同されがちではあるのだが、ベルベではない。引き継いだ部分と変えた部分が両極で存在するのがリベルべ」と小嶋さん。人材採用では年齢や性別、学歴などの情報を除いて評価するブラインド採用を行うことを宣言しており、「もともと飲食で仕事していたこともあって、パン屋業界が閉鎖的に見えた。ベルベで働いていた時から、隔たりのようなものは取っ払いたいという思いがあった。パン屋業界は労働環境を変えざる得ない」と説明する。

 小嶋さんは「リベルべは街のパン屋。誰でも手が出しやすくて、気軽に来られるような、地に根を張った店であり続けられるようにしていきたい」と意気込む。

 営業時間は9時〜19時(土曜・日曜・祝日は8時から)。月曜定休。