近鉄奈良線瓢箪山駅前の「フルーツなかにし」(東大阪市神田町、TEL 072-981-3118)が4月1日、フルーツとソフトクリームを組み合わせた商品の販売を始めた。(東大阪経済新聞)

 「もみもみシェイク」バナナ、マンゴー、イチゴ

 1934(昭和9)年創業の同店。以前は贈答用の高級フルーツを販売していたが、若い人にも果物を身近に感じてもらおうと、2019(平成31)年4月から同店のフルーツを使ったクレープやフレッシュジュースの販売を始めた。2021年からはフルーツサンドを毎週火曜に販売しており、2022年には夏季限定でかき氷「フルーツシェイブアイス」を販売した。

 ソフトクリームの販売は以前から検討しており、今年、機械を導入。「フロート」「新鮮果実ソフト」「もみもみシェイク」の3商品を開発した。ソフトクリームは20種以上を味見し、果物の味を引き立てるミルク系を選んだ。

 3商品のために、イチゴ、メロン、バナナ、マンゴー、キウイ、レモン、それぞれに糖蜜を加えた果実ペーストを店内で作った。果物の品種は季節によって変わる。フロートは、果実ペーストと牛乳を混ぜ、ソフトクリームをトッピングする。イチゴミルク、メロンミルク(以上600円)、マンゴー(700円)など5種類。

 「新鮮果実ソフト」は、ソフトクリームにカットフルーツのせ、ペーストをかける。イチゴ、キウイ、バナナ(以上500円)、マンゴー(550円)。店主の中西博司さんは「フルーツが多めで、食べ進めていくとコーンの底の方でまたフルーツが出てくるようにこだわって果物を入れている」と話す。

 「もみもみシェイク」は、ペースト、牛乳、カットフルーツ、ソフトクリームをパッケージに入れたもので、レモン、キウイ、バナナ(以上500円)、イチゴ、イチゴバナナ(以上550円)、マンゴー、メロン(以上600円)。「カットフルーツが入っていてソフトクリームも硬め。好みの硬さ・やわらかさになるまでもんで、太いストローでジュースのように飲んでほしい」と中西さん。「夏は凍らせて販売することも考えている。親子連れ、高校生など、若い人が来てくれたら」と話す。

 営業時間は10時〜19時30分(日曜・祝日は18時30分まで)。クレープとソフトクリームの販売は11時〜19時(同18時まで)。水曜定休。