吹き流しなどの七夕飾りが現在、近鉄奈良線瓢箪山駅北側の瓢箪山中央商店街(通称=サンロード瓢箪山)に設置されている。(東大阪経済新聞)

 約300個の風鈴を設置する

 同商店街では、以前は近くの山にササを取りに行って飾り付けをしていたが、2017(平成29)年からは吹き流しと地域の児童が作ったパネルを展示。今年は人工のササを用意し、地域の小学校2校、保育園・幼稚園・子ども支援センターなど7園に持ち込み、児童約1,100人が願い事を書いた短冊や飾りを付けアーケード内に展示する。地域の子どもたちが飾り付けたササを展示するのは8年ぶり。現在、小学校や幼稚園で飾り付けを行っており、6月20日から展示する。

 長さ約220メートルのアーケード内には40本の吹き流しを設置。くす玉の直径は60センチ、長さは2メートル60センチで、色鮮やかな吹き流しがアーケードを彩っている。アーケードには、こどもの日やハロウィンなど、イベントごとにデザインを変えた横断幕を設置しており、現在は同商店街のマスコットキャラクター「ひょうたクン」をデザインに取り入れた夏仕様の横断幕を設置している。

 2022年からは、商店街内のセブン-イレブン前のスペースに風鈴を設置。「ひょうたクン」のイラストが描かれた短冊を付けた風鈴約300個を装飾し、風が吹くたびに涼やかな音色を響かせている。

 風鈴の装飾の近くにはササを8本設置し、来街者が願い事を書いて付けられるよう3000枚の短冊を用意した。瓢箪山中央商店街振興組合の西仲則夫理事長は「この時期に七夕の装飾があると覚えてもらっているのか、短冊は年々増えている。設置から2週間で1500枚ほどが飾られている」と話す。

 「今年は、地域の小学生と園児が書いた短冊をすべて飾るので見にきてほしい。一般の人にも願い事を書きに来てもらえれば」と西仲さん。ササは7月7日まで設置し、8日には近くの瓢箪山稲荷神社で短冊を焚き上げるという。

 吹き流しと風鈴の装飾は8月中旬まで。