神楽坂にカジュアル創作フレンチ店「BISTRO BeBe(ビストロ・べべ)」(新宿区袋町2、TEL 03‐6228‐1051)がオープンして1カ月がたった。7年の歴史を持つフレンチ料理店が前身の同店が、文京区春日から神楽坂に移転した。(市ケ谷経済新聞)

 【写真】塩ダラのブランダート

 店主の南谷力(なんや・つとむ)さんは静岡県伊東市出身。コロナ禍で地元の活気がなくなっているという話を聞き、南谷さんが「何かできないか」と考えていた時に、縁があり神楽坂への移転が決まった。

 店を拡大し、地元である静岡県伊東市の食材を使うなどの取り組みを始めたという。新店ではクラシックなフレンチから創作まで、さまざまな料理を提供する。「コロナ禍で改めて、店や食材、自分とも向き合うことができたので、気持ちを新たに原点に立ち返るような意味合いも込めて店名も変更し、フランス語の『Bebe(赤ちゃん)』にした。ビストロと店名にはあるが、シンプルにおいしいものを提供してワインと楽しんでもらいたいという思いがあり、あまりジャンルを決めていない。故郷でなじみがあった干物を新しい料理法で提供するなど、既存の概念にとらわれない料理を提供したい」と南谷さん。

 人気メニューの「塩ダラのブランダート」(1,200円)はフランスの家庭料理。「シンプルで素朴な味わい」だという。料理全般に使う野菜は、新潟県のかやもり農園と契約して直送してもらう新鮮なものだという。「店を拡大したからこそ、産直で新鮮な野菜が取り扱える。今後は、地元で採れた規格外の野菜や肉なども積極的に取り入れるなど、フードロスの観点からも自分ができることを探していきたい」と意気込みを見せる。

 「食事は単純に食べるだけのものではない。食の時間はとても大切。それぞれが自分にとって楽しい、おいしいと思えるような感覚を大切にして、食を好きになってほしい。自分が楽しむ気持ちが一番大事だということは、これまでの経験から私自身が気付けたことでもある。ぜひ自分の好きな料理や時間を見つけに来ていただければ」と笑顔で話す。

 営業時間は、ランチ=12時〜14時、ディナー=18時〜22時。火曜定休。