伊那のフットケアサロン「Footcare Care Salon ANNYO(あんよ)」(伊那市狐島)が5月9日、自然の中でフットケアを体験する「野外フットケア」を始めた。(伊那経済新聞)

 利用者の悩みに合わせたケア方法をアドバイスしながら施術を行う

 開催場所はヤマワラウコーヒー(新山)の店舗前の空間。新山の里山風景を見渡しながらフットケアを体験できる。フットケアの内容は「角質除去」「巻き爪矯正」「うおのめ、タコ除去」などで、料金は15分2,000円、30分3,500円。

 「ヤマワラウコーヒーとは店舗の改装を夫に任せてもらったことが縁で今回の野外フットケアイベントが実現できた」と話すのは、イベントを企画した中島裕見さん。看護師資格を持つ中島さんは「自分の足にトラブルがあり病院で治療していたが、自分で治せないかと思い調べ始めたことがきっかけでフットケアを学び始めた」と話す。

 「フットケアサロンを開業すると決めてからは、子どもを夫に預け東京や秋田に泊まりがけでフットケアスクールに通い勉強した。家族の協力があって、ここまで来ることができた」と中島さん。4月18日にサロンをオープンした。

 「高齢者はもちろん、小中学生のお子さまも足の悩みを持っている。特にスポーツなどをしていると足に負担がかかり不調を抱えることも多い。サロンでは、なぜその症状になっているのか、根本や背景を探りケアの方法を組み立て、客に合ったケア方法を伝えている。巻き爪のケアや角質除去のケアがメインだが、足の臭いのケアや正しい爪のケア方法、足の爪のごみ掃除なども行う。気軽に悩みを相談してほしい」と中島さん。

 「もともと夫婦の山好きが高じて伊那に移住した。自分の一歩がゴールに進んでいく感覚が登山の醍醐味(だいごみ)。地道に一つ一つ作り上げていくことが好きで、それはフットケアにも通じるものがある。今後はいろいろな山の上でもフットケアイベントを開いてみたい」と意欲を見せる。

 野外フットケアの開催は木曜の10時〜15時。土曜は不定期開催。予約優先。