レザーアトリエ「麁相(そそう)」(神戸市兵庫区湊山町、TEL 070-2810-3768)が4月21日、神戸・湊山温泉近くにオープンした。(神戸経済新聞)

 麁相の店舗外観

「ありのままの姿」を意味する茶道の言葉「麁相」が店名の由来。「皮の素材本来の良さを生かした製品を作りたい」「自分を偽らずありのままの姿でお客さまとのコミュニケーションを大事にしたい」という店主・松崎賢也さんの思いから、革製品の製作を続けていた自宅アトリエから、製作現場を見てもらったり顧客と直接会話ができたりする今回の実店舗オープンとなった。開店に当たり革製品のアトリエだけでは入店しづらいため、松崎さんが好きだったコーヒーやワインも提供できるようにした。

開店に当たり、顧客の要望に応じたフルオーダー品をメインに展開。顧客とコミュニケーションを取りながら使用場面や用途をヒアリングしている中でデザインを決め、それに合った仕様に仕上げていくという。商品は、文庫本カバー(3万3,000円)、キーケース(3万8,500円)、二つ折り財布(6万500円)などのほか革小物のフルオーダーにも対応する。

飲食メニューは、プレーンオムレツ(600円)、今日のパスタ(900円)、今月のコーヒー(600円)、グラスワイン(800円)など。コーヒー豆の販売やコーヒーのテイクアウト販売も行う。

松崎さんは「製品を売って終わりではなく、使用中の製品の確認やメンテナンスなど長くお客さまとつながっていける関係を作りたい」と話す。「そのためにも長く使い続けてもらえる製品を作っていきたい」とも。

営業時間は8時〜20時。