「街の珈琲(コーヒー)店 よこはま物語」(横浜市都筑区見花山)のオリジナルコーヒーブランド「横濱(よこはま)みなと珈琲」が4月に立ち上げ1周年を迎えた。(港北経済新聞)

 約120席の店内で、ネルドリップ、エスプレッソ、サイホン、フレンチプレスなどの抽出でコーヒーを提供するほか、日本ナポリタン学会認定の「珈琲店のもっちりナポリタン」などのフード・スイーツを提供する。

 昨年開業10年を迎えたことを記念して立ち上げた同コーヒーブランド。ベトナムのコーヒー農園と共に、日本に合わせたコーヒー豆を作った。販売するのは、フルーティーな酸味と爽やかな香りが特徴の「横濱みなと珈琲 みなと藍−ao−」(100グラム950円、イートインは560円)と、ミルクと合わせることを想定した「No.222」(同930円、同520円)。

 3月には、日本文化とベトナム産コーヒーを融合する取り組みが評価されて、両商品はベトナム大使館商務部から公認を受けた。コーヒーブランドのウェブサイトには、3月以降ベトナムからのアクセスが伸びているという。

 同店を運営する橘商事代表の齊木幸太郎さんは「大使館商務部と話した際、ただベトナムのものが日本で流通すればよいと考えているわけではなく、より良いものをその魅力が伝わる形で流通させたいという思いが伝わってきた。これはわれわれが目指すところと共通する。これからも期待に応えられるように横濱みなと珈琲を展開していきたい」と話す。

 商品は店舗とウェブサイトで販売。営業時間は7時30分〜22時。