企画展「ナカニシトルテのお菓子と室岡昭子の切り紙」が4月18日、くまがや館(熊谷市筑波、TEL 048-521-4625)で始まった。(熊谷経済新聞)

 中央のテーブルに並ぶナカニシトルテの焼き菓子

 菓子教室運営や製菓材料販売を手がける「ナカニシトルテ」(熊谷市末広)の焼き菓子販売と、寄居町在住の切り紙(きりがみ)作家・室岡昭子さんの作品展示・販売を行う同展。当日は、切り紙体験ワークショップも行う。

 会場には、二つ折り、六つ折り、八つ折りにして切って開いた左右対称の切り紙作品を展示。花や植物、動物をモチーフにした作品、「こいのぼり」「クリスマス」などの季節物作品、「ブレーメンの音楽隊」「赤ずきんちゃん」など物語をテーマにした室岡さんの作品約60点が並ぶ。中央テーブルには、「ナカニシトルテ」の焼き菓子12種類と室岡さんの著書「大人かわいい切り紙図案集」「いろがみを折って切る 暮らし彩る 季節の切り紙 花モチーフ&行事に役立つ図案158」「花図鑑」のほか「切り紙柄手ぬぐい」もある。焼き菓子を載せるプレートには雪の結晶や植物をモチーフにした切り紙を敷き、レモンケーキの近くにはレモンの切り紙、マドレーヌの横にはミツバチとタンポポの綿毛の切り紙を添えるなど、作品同士もコラボレーションする。

 学生時代からの友人という室岡さんと「ナカニシトルテ」の松?浩子さん。コラボのきっかけは、昨年のクリスマスに松?さんの店で室岡さんの切り紙を飾ったところ、かわいいと購入してくれたお客さまがいたことから。「皆さんに見てもらいたいと企画した。これまで、お菓子は食べるものだから作品と考えていなかったが、お菓子と切り紙、一緒に並べるとかわいい。いつも店では白い皿に載せているので、切り紙を合わせてもらってメルヘンな感じがいい」と話す。

 切り紙体験ワークショップでは、8等分に折り下絵を書いた折り紙を、専用のハサミで切って開く。室岡さんは「開いた時の感動を、シンメトリーになる左右対称の美しさを感じて、楽しんでもらえたら」と話す。

 開催時間は10時〜17時(21日は16時まで)。4月21日まで。