九州プロレスのイベント「熊本ば元気にするバイ!」が4月28日、熊本城ホール(熊本市中央区桜町)シビックホールで開催された。(熊本経済新聞)

 当日の様子

 福岡県出身のプロレスラー、筑前りょう太選手が2008(平成20)年に旗揚げした九州プロレス。「九州に住み九州を愛す全ての人々、企業、町に元気になってもらう」ことを目指し、九州全土を回り大会を開いている。流血したり、凶器を使ったりする試合がないことから、家族連れの観戦も多い。

 今回は、九州プロレス選手権試合が行われ、15代王者・ 関本大介選手が挑戦者・TAJIRI選手を16分34秒、逆エビ固めで破り、2度目の防衛を果たした。九州プロレスタッグ選手権試合では、挑戦者の土肥こうじ・羆嵐選手が13代王者の佐々木日田丸・梅田公太選手を22分、ダイビングセントーンからの片手フォールで破り、14代新王者が誕生した。

 九州プロレスの旗揚げメンバーの一人であるめんたい☆キッド選手や、熊本県出身の阿蘇山選手など人気レスラーがリングに出て、618人の観客を盛り上げた。そのほか、試合前に行った「ちびっ子プロレス教室」では、ばってん?ぶらぶら先生が、プロレス式のスクワットや、ロープワーク、マット運動を指導した。

 九州プロレス広報の國廣欣孝さんは「熊本出身のレスラーも出場し会場を盛り上げてくれた。今回は熊本市民のための入場無料のプロレス大会が実現できて良かった。熊本の皆さまからの声援に、レスラーとスタッフが元気をもらえた大会になった。たくさんの人に感動を与えられるようこれからも大会を続けていきたい」と意気込む。