現役の東京農大生、林健斗さんが2019年に起業し、ウェブマーケティングやSDGs事業に取り組む「HolyTech」(世田谷区桜2)が9月17日、竹歯ブラシの普及を目指してクラウドファンディングを始めた。(経堂経済新聞)

 【写真】竹歯ブラシ

 林さんは「大学の先輩から里山の生態系を変えてしまい、根が浅いため土砂崩れなどの災害を引き起こす恐れがある放置竹林の問題を聞いたことから、竹を材料とした事業を行おうと思った。竹歯ブラシはその名の通り、竹でできた歯ブラシ。完全生分解性の素材で、接着剤も化学薬品も使っていないので、人体にも安心・安全。ブラシ部分にも竹繊維を使いしなやかなため、強めのブラッシングでもカタチが崩れにくく長持ちする特徴がある」と経緯を話す。

 林さんが製品開発から製造、流通までを担当した竹歯ブラシは、農大生協や農大関連ショップ、近隣の歯科クリニック、サロンでも取り扱われている。今回のクラウドファンディングの利用をきっかけにさらなる普及を目指す。

 「竹歯ブラシは、東京農業大学の教授にも脱プラスチック、CO2削減という社会問題解決に寄与する環境の負荷が少ない商品だと認められた。近隣の歯科クリニックの院長のアドバイスを受け、さらに良いものにしていきたい。こういうモノを持っていることがかっこいいというトレンドを若い世代から発信していきたい」と意気込む。

 今後、ストローやフォーク、スプーンなど新商品の開発にも取り組む以外に、林さんの出身地・静岡で、職人の高齢化が進む伝統工芸、駿河竹千筋細工とのコラボレーションも計画する。

 クラウドファンディングの締め切りは10月24日。