フリーマケットイベント「クリーニングデイ」が5月25日、京丹後の「まちまち案内所」(京丹後市峰山町杉谷)で開催される。主催は「クリーニングデイ丹後」を立ち上げた古武成美さん。(京丹後経済新聞)

 同イベントは2012年にフィンランドで始まったもの。「リサイクル・アップサイクルのハードルを下げる」「地域交流」「セルフ・オーガナイズ」をコンセプトに、「誰でも」「どこでも好きな場所」で「クリーニングデイ」の名前を借りて、フリーマーケットができる仕組みを提供する。フィンランドでは、イベント当日にさまざまなところでフリーマーケットが行われ、それらを巡ることで地域の新しい魅力に気づくことができるという。「環境にいいことを無理なく、楽しみながらできる。イベントの魅力は参加するハードルが低いこと」と古武さん。

 イベントは毎年5月・8月の最終週に世界で同時開催され、今年の5月で10周年を迎える。古武さんは「記念の日に丹後で開催したかった」と話す。

 古武さんは滋賀県出身。就職を機に京丹後へ引っ越した。住むうちに京丹後が好きになり、一度は福知山へ引っ越すも、今年、京丹後に戻った。本格的に移住し、今後も住み続けるという。現在はエスティシャンや観光の仕事をしながら、さまざまな地域活動に取り組む。福知山に住んでいた時に「クリーニングデイ綾部」のイベントに参加し楽しかったため、丹後でも開きたいと思ったという。企画のきっかけについて、古武さんは「丹後には海ごみの活動をしたり、自然が好きだったりする人が多い。クリーニングデイの考えも好きになってもらえるかもと思った」と振り返る。

 当日は「まちまち案内所」で6組ほどが出店。雑貨や服などそれぞれが商品を持ち寄る予定。他に、古武さんに連絡すれば、地域の好きな場所でフリーマーケットを開ける。

 「ものを大事にしたいと思っている人や楽しいことが好きな人に参加してほしい。この活動が丹後に根付いてほしいので、アイデアももらえたら」と呼びかける。「フリーマーケットを巡ることで自然と町歩きができ、丹後のいいところが広まるようにしていきたい」とも。

 開催時間は10時〜15時。参加無料、出入り自由。出店料は1,000円。出店者は5月23日まで募集してるいる。申し込みは方法はインスタグラムで確認できる。