相模大野駅前のコリドー通りに9月19日、地中海料理店「マリスター ダイニング」(相模原市南区相模大野3)がオープンした。同店並びのスポーツレストラン&バー「KLASS(クラス)」(同)の2号店。(相模原町田経済新聞)

 【写真】新店で明るくなった相模大野コリドー通り

 同地で20年に渡ってレストランを経営するジョニー・クラスさんが、伊勢丹閉店や新型コロナの影響を受けて、空き店舗が増えている街を「元気にしたい」と開いた。「普通の人ならこのタイミングで出店しないはず」とジョニーさんは笑う。

 駅から旧伊勢丹に向かう、市内で一番地価が高い目抜き通りに面する、コロナ禍で閉店した元イタリアンバルの店舗を居抜きで借りた。「コロナは近い将来、ワクチンで沈静化するはず。賃料が大きく下がったし、売り上げは少しずつ戻ってきているので、1年くらいは赤字覚悟で前向きにいこうと考えた」と明かす。

 席数は約40席。主なメニューは、ピザ各種(700円〜)、フムスやエズメなど地中海地域の伝統的な料理であるディップの5種盛り(1,280円)、ラタトゥイユ(800円)、ムサカ(700円)、トルコアイス(400円)など。ドリンクはワインやカクテル、樽生ビールの「エーデルピルス」などを取り揃える。10月からはランチのテークアウトを始めるという。客単価は2,500円。

「出店した当時の相模大野は、飲食店街の大野銀座(現在はボーノ相模大野)に町田や小田急相模原、座間キャンプなどから客が集まり、街全体が賑わっていた。今はおもしろい個人店が少なくなってしまった」とジョニーさん。「ただ、飲食店の結束は強く、家族みたいな関係。私は日本語を喋れるが文章は苦手。助成金の申請はみんなが助けてくれた。私ができることで恩返しをしたい」

 今年は中止された「もんじぇ祭り」のオンラインイベント会場として同店を提供。落書きされていたシャッターが開き、街に明るさが戻った。「コリドーは車通りが少ないので、歩行者天国やテラス営業がやりやすい。みんなで協力してうまく利用していきたい」と笑顔を見せる。

 営業時間は11時〜0時。月曜定休。