「つながるマルシェ友部」が5月2日・3日、笠間市友部駅前で開催された。(水戸経済新聞)

 会場の様子

 同イベントは笠間市の友部駅前活性化を目的とした、周遊型マルシェ。2日間合わせて93の作家や音楽家、飲食店などが出店した。

 会場は、主催の河又恵太さんが経営する日本茶カフェ「まちのベンチ」をはじめ、地域交流センターともべ tomoa、旧さくら幼稚園、水戸信用金庫駐車場、笠間市役所前・緑のひろばの5カ所。それぞれ会場までの距離が近く、数分で歩けることから、訪れた客は複数の会場を周遊して楽しんだ。

 「地域交流センターともべ tomoa」では、屋内外でのワークショップに参加する人の姿が見られた。ペーパークラフト「ペパゴン」の考案者、田澤雅義さんのブースでは、親子で夢中になって制作を楽しんでいる様子が見られた。「chomo」のブースでは、fabric createrのhirary(ヒラリー)さんが講師を務めた。参加者は好きな糸を選んでマルチクロスを折った。織り機やカラフルな糸が目を引いた。同会場では屋外にも店舗が並んだ。「ゆずや」を出店した稲毛柚さんは小美玉市の小学4年生。友人に手伝ってもらい、貝殻アートのワークショップを開いた。

 「まちのベンチ」では1階のイベントススペースに陶器が並び、水戸信用金庫駐車場ではキッチンカーやクラフト作家が出店。旧さくら幼稚園では、レトロな建屋をバックにライブが行われた。

 「笠間市役所前・緑のひろば」では同市地域おこし協力隊や協力隊OBが野菜を販売したほか、Do PARK「ゴーGoカー」ブースでは伊達久誌さんの手作りカートを楽しむ親子の姿が見られた。

 イベントを終えた河又さんは「普段は人もまばらな友部駅前にさまざまな世代が行き交う光景を作ることができ、感慨深かった。集客、運営共にまだできることは多く、反省点もある。来年以降も開催できれば、より良いイベントに育てていきたい」と話す。「これから友部駅前を盛り上げ、店を出す協力者も募集している」とも。