山崎記念中野区立歴史民俗資料館(通称=れきみん、中野区江古田4、TEL 03-3319-9221)で4月20日、山崎家の庭園や茶室の公開が始まった。(中野経済新聞)

 【写真】(関連フォト)樹齢500年といわれている庭園内のシイノキ

 同館は、名誉都民である故・山崎喜作さんから1984(昭和59)年、「資料館用地に役立ててほしい」と2600平方メートルの土地が寄付されたことを契機に、郷土の文化遺産を保存し展示活用していくため、1989(平成元)年に「山崎記念中野区立歴史民俗資料館」として開設された。そのため、もともと敷地内には山崎家の建造物や庭園があり、定期的に茶室や書院を一般公開している。

 この庭園には、江戸時代末期の1841年に建てられ、6畳の茶室と書院、8畳の客室から成る建造物があり、春と秋の年2回、一般公開している。庭園には日本画の題材としても好まれた中国唐代の層・寒山と拾得の石像、8代目・喜作さんの喜寿を祝う記念碑のほか、1868年に上野戦争で敗れた彰義隊が木の下で休んだといわれている樹齢約500年のシイノキもある。かつてこの庭園は、茶道をたしなむ上流階級の迎賓館的な役割を担っており、徳川御三卿の田安家なども訪れたといわれている。

 開館時間は9時〜17時(庭園は16時まで、雨天・荒天時は公開中止)。月曜・第3日曜休館。入館無料。5月9日まで。4月25日までは館蔵品展「山崎家の名品(前期)」も開催している。