仏パリのホテル・ド・クリヨンで9月20日、フランスの一流ソムリエ・バーマンらプロフェッショナルが選ぶ日本の酒のコンクール「Kura Master2021」の授賞式が開かれ、小澤酒造(青梅市沢井)の「澤乃井 純米大吟醸」が全ての出品酒の中から最高賞である「プレジデント賞」を受賞した。(西多摩経済新聞)

 7月12日にパリで行われた審査会では、フランス全土から集まったトップソムリエら72人の審査員がブラインドで日本酒をテイスティング審査。今年は過去最多となる全国312蔵から960銘柄のエントリーがあり、その中から小澤酒造の銘柄がNo1に選ばれた。

 日本酒コンクール審査委員長の Xavier Thuizat(グザビエ・チュイザ)さんは「まず表現豊かな香りに圧倒される。際立った最高のアロマは、ホワイトペッパーのような香り、スパイス、白い花、熟した白い果実などを思わせる香りが広がる。味わいは、香りの延長が続き、ホワイトペッパーとデリケートなスパイシー感。口に含むと柔らかな触感が響き合い、日本酒だけが持つ、美食との調和性の核になる軽い苦味を帯びながら、最後まで長い余韻がつながっていく。集中されているアロマを開かせるためにも事前にカラフェに注ぎ、大きめのワイングラスでサーブすることを勧めたい。偉大な日本酒」と絶賛した。

 受賞した小澤酒造の小澤幹夫社長は「オリンピックが開催された今年、東京の酒蔵である弊社がこのような賞を受賞できたことは、蔵の歴史の中でも大きな事象として語り継いでいきたい。東京は美しい自然があり、自然と共存しながら継承してきた伝統『澤乃井』を世界中の人に感じてほしい」と喜びを語った。