岡山市内を運行する岡山電気軌道の路面電車を使ったリトミック「路面電車deリトミック」を5月25日、「チョウタランタンリトミック」が開催する。(岡山経済新聞)

 当日運行する路面電車

 「チョウタランタンリトミック」は、シンガー・ソングライターでリトミック講師の沖瀬さやかさんと、子育てスペース「チョウタラの樹(き)」(岡山市北区国体町)店主の杉原美帆さんのユニット。これまで同スペースで、乳幼児向けのリトミック教室を開催。沖瀬さんのギターに合わせた歌やダンス、大型絵本の読み聞かせ、カリンバやチャランゴ、ウクレレなど珍しい楽器の体験などを織り混ぜる。

 小学校の教諭経験のある沖瀬さんは、同イベントの開催の動機について「絵本や動画で電車が好きな子どもは多い。実際に乗ってみるとガタゴトと音や振動を感じることができる。体験が大きな価値になることを感じてもらいたい。街の雑踏や振動など全てが教材となる」と話す。

 当日は、岡山駅前電停から東山電停までの約30分間、車内でリトミックを行う。沖瀬さんの演奏するウクレレに合わせて皆で歌を歌うほか、手遊びや絵本の読み聞かせを予定している。参加者には、手作りの車掌になれる帽子を進呈する。到着後、希望者向けの撮影時間も設けていて、座席や運転席で記念写真を撮ることができる。

 杉原さんは「自由に動く子どもを連れて公共交通機関に乗ることにハードルを感じる親は多いと思うが、この日は心置きなく楽しんでほしい。子どもだけでなく親も安心できる時間になれば」と話す。

 開催時間は14時〜15時。参加費は親子1組3,500円。撮影代は1,000円。