「トマトカレーとワインのお店sept(セプト)」が5月15日、「オリマチ錦」(名古屋市中区錦2)1階にオープンした。(サカエ経済新聞)

 ランチで提供する「トマトカレー」(写真提供=トマトカレーとワインのお店sept)

 店長を務める中村未生さんは、料理とワインが好きな仲間の呼びかけをきっかけに、経験のない飲食業界に飛び込んだ。開店に当たり、沖縄県で約1カ月間複数のワインバーで飲食店経営の基礎を学んだ。中村さんは「短い修業期間ではあったが、飲食の世界の奥深さを体感した」と振り返る。

 店名の「sept」はフランス語で「7」を意味する。同店が7番地に位置することから、「ワインの産地であるフランスと関連付けたいと考えた。本来は『セットゥ』と読むが、仲間内との会話で用いていた読み方を採用した」と中村さんは話す。店舗面積は約10坪。席数はカウンター=6席、テーブル=5卓10席。

 「1人でも気軽に立ち寄れて、食事とワインの組み合わせを楽しめるような、日常使いしやすい店を目指した」と中村さん。ランチ・ディナータイムには、トマトの水煮をベースに複数のスパイスを調合して味付けしたルーが特徴の「septオリジナルトマトカレー ベーシック」(650円)を提供する。「炙(あぶ)りチーズ」(150円)、「ベジタブル」(3種=200円、5種=300円)、「ハンバーグ」(250円)をトッピングできる。

 ディナータイムは、「ドライフルーツとクリームチーズのディップ」(680円)や「ホタテのレモンマリネ」(800円)、「締めにちょうどいいサイズ」(中村さん)の「ひとくちトマトカレー」(500円)など、ワインとのペアリングを意識して考案した料理を提供。ワイン(グラス=800円、ボトル=6,000円〜)の種類は赤・白・ロゼ・オレンジなど。中村さんは「産地や価格にこだわらず、自分がおいしいと感じたものを用意している」と話す。ほかにも、ビール(600円)や生レモンサワー(600円)などのアルコールドリンク、オレンジジュース(400円)などのソフトドリンクを提供する。

 中村さんは「背伸びせず、今の自分がつくり出せるおいしさを提供し、お客さんと一緒に楽しいひとときを共有していきたい」と意気込む。

 営業時間は11時30分〜14時、16時〜23時。日曜・祝日定休。