カゴメ(名古屋市)による体験型イベント「不思議の畑とトマトの樹(き)」が4月18日、イオンモール新利府(利府町)南館1階のライブスクエアで始まった。(仙台経済新聞)

 「こあまちゃん」がなる木

 「植育(しょくいく)から始まる食育」を広める取り組みとして、カゴメが2022年6月から全国各地のイオンモールで展開しているイベントで、これまで4万2000人以上が来場した。東北エリアでの開催は初めて。会場を「畑からよろこび」「地域とよろこび」「未来のよろこび」「育てるよろこび」の4ゾーンで構成し、カゴメの取り組みや野菜が育つ畑と暮らしのつながりを学ぶコンテンツを用意する。

 メインコンテンツは、水気耕栽培で育てたトマト「こあまちゃん」「高リコピントマト」の実がなる高さ2.3メートルの「トマトの樹」。20日・21日にはトマト収穫体験を各日11時50分から30分置きに5回行う。参加には10時から受付カウンターで配布する整理券が必要。各日40組限定。

 野菜の成長や工場での加工の様子を紹介するパネルや、トマトの苗など園芸商品の展示、景品を用意するクイズラリーも行う。

 カゴメマーケティング本部の瀬本あゆみさんは「体験を通じて持ってもらった野菜への関心や自然への感謝の気持ちがきっかけになって、野菜を暮らしに取り入れてもらえれば」と期待を寄せる。「食育を子ども向けと思っている人も多いが、商品の裏側にある畑から食卓までのつながりを大人にも知ってもらう機会になれば」とも。

 開催時間は11時〜18時。入場無料。今月21日まで。