Bリーグ・サンロッカーズ渋谷(以下、SR渋谷)が4月17日、横浜ビー・コルセアーズ(同、横浜)に79-67で逆転勝利した。(シブヤ経済新聞)

 【写真】後半を中心にインサイドで得点を重ねたチャールズ・ジャクソン選手

 「ロースコアゲームにしたかった」(横浜カイル・ミリングヘッドコーチ(HC))という横浜の戦術にはまり、ロースコアの展開となったこの日。「ボールは回っていたがフリースローラインより下にボールが落ちず、打たされた」(SR渋谷・伊佐勉HC)と第1クオーター(Q)は3ポイント(P)シュートのアテンプト(試打)が増えたが確率よく決めきれず追う展開となる。第2Qには、速攻も出始めたほか、中盤には連携プレーからチャールズ・ジャクソン選手がインサイドで連続得点を挙げる良いオフェンスも増えた。前半は、横浜の得点を32点に抑えられていたこともあり「悪くは無かったが、横浜のペースで進んだ」と振り返った伊佐HC。ハーフタイムでは「自分たちのトーンをセットしなおしてから戦おう」と話したという。

 同点で迎えた後半序盤、ディフェンスを自身の仕事と自負している関野剛平選手がボールマンへ前線からプレッシャーを掛けボールを奪う、SR渋谷が目指す「ディフェンスから流れをつくる」バスケットを体現。それに続くかのように「他の4人も足が動くようになった」(伊佐HC)とディフェンスのアグレッシブさが増す。それでも横浜に高確率で3P決められるなど7点のリードを許す。

 その3Pと、複数回見られたターンオーバーを確認し臨んだ最終Qは、序盤から得点を決められてもリスタートを早くし、速い展開に持ち込む。関野選手はボールを奪うプレーで逆転のきっかけをつくったほか3Pも沈める。約5分横浜に追加点を許さない堅守で、残り約3分30秒の段階で68-57と一気に2桁点差を付けた。ジャクソン選手は横浜のディフェンスの戻りが遅れていたこともあり「積極的に走った」と速攻からの得点を挙げるなどしたほか、終盤にはライアン・ケリー選手がロングレンジの3Pを連続で決めるなど同Qだけで33点を挙げる猛攻で追い上げを許さず勝利を収めた。

 伊佐HCは「我慢ができたこと」を勝因の一つとして挙げたが、ジャクソン選手は「スローペースの我慢比べは僕たちのバスケットじゃない。速いペースでプレーするのが本来の強みなのでコントロールしないといけなかった」と振り返る。

 SR渋谷は、3月ごろから1試合の失点数77点以下に抑えることを「選手たち自身が決めて」取り組んでいるなか、この日は67失点に抑え「いい仕事をした」と伊佐HCは評価。加えてターンオーバーを1桁に抑えることも目標にしていることから、9本に抑えた点も言及し、「最終Qは1本だけだったこともゲームが自分たちのペースで進んだ要因」と分析した。

 チャンピオンシップ出場に向け負けられない戦いが続くが、ジャクソン選手は「自分たちの状況を見ると残りの試合全ての勝利が欲しいが、先を見すぎず目の前の試合に集中して取り組むことを意識している」と話した。

 両チームは18日も戦う。