NTTレゾナント(港区)が運営する無料音声通話アプリ「Telop by goo(テロップ・バイ・グー)」が「SHIBUYA109 lab.」の協力で10代女性が日常的に使っている言葉について調査を行い、4月22日、「10代女性がリアルに使うトレンドワードランキング」を発表した。(シブヤ経済新聞)

 「SHIBUYA109 lab.」が保有する独自ネットワークへのヒアリングを元にノミネート語を選出し、各部門のノミネートを選定。その後、選択式のウェブアンケートを行った。調査対象は15歳〜19歳の女性。有効回答数は420。

 ランキングは全6部門あり、各部門の1位は以下の通り。日常生活部門=「それなー」、トレンドワード部門=「エモい」、うれしいとき部門=「語彙(ごい)力」、かなしいとき部門=「しんど」、語尾部門=「○○しか勝たん」。

 「日常生活部門」1位には、同意や共感を表し、相づちとして使われる「それなー」がランクイン。8割には届かなかったものの77.1%の票を集めた。続く2位は「知らんけど」で66.7%。あいまいな情報や、興味のない話を一通り話し終えた後に使う結びの一言。3位の「あーね」は61%。「ああ、なるほどね」という納得の意を示す言葉で、1位の「それなー」と同様に相づちとして会話で使われている。

 「トレンドワード部門」1位には、一言で表現できないような心情を表す際に広く使われる「エモい」がランクイン。投票率は57.9%。2位には「レベチ」(48.6%)、3位には「かまちょ」(46.2%)が続いた。「レベチ」は「レベルが違う」の省略言葉で、「他と比べられないほどすごい」という肯定的なニュアンスが含まれる。「かまちょ」も省略言葉で「かまってちょうだい」が元になっており、「誰かに相手をしてほしい状態」を指している。

 「SHIBUYA109 lab.」の長田麻衣所長は「若者が日常的に使っているトレンドワードは、TikTokやユーチューブの投稿を起点に生まれており、彼らは動画を介して各ワードを使うシーンや言葉のニュアンスを把握・使っている。ノミネート語も含め見ていくと、厳密に意味が言語化されていないものや、さまざまなシーンや感情表現に対応できるものも多く見られる。ビジュアルコミュニケーションが主流となるなかで、言語化しにくいその場の空気感やニュアンスを捉える高いスキルを多くの若者が持っていることが背景にあると考えられる」と分析する。「大人には使い方や意味が全く想像できない言葉も、若者の間では共通認識が存在し、その言葉を使うことで友人との一体感や仲間感を楽しんでいるようだ」とも。