能登半島地震から半年を迎え、被災地復興支援チャリティーを目的とした七夕イベント「TOKYO 天の川」が6月29日・30日、渋谷キャスト(渋谷区渋谷1)で開催される。(シブヤ経済新聞)

 「竹あかり」ワークショップの様子

 音楽ユニット「オノマトペル」のボーカル・横沢ローラさんが発起人となり昨年始まった同イベントは、コロナ禍が落ち着き、「久しぶりにみんなで集まり、大切な人たちを思い、星に願いを込めよう」との思いから開催。今年のテーマを「復興支援チャリティー」とした背景について、横沢さんは「金沢・白山のライブハウスで年越しライブをして翌日に新年会をしようとしていた時に地震が発生した。人生で経験した中で最も大きくて怖い地震だった。余震が続く中、避難所で過ごしながら、自分たちにできることはないかと話し合ったのがきっかけ」と振り返る。

 七夕イベント当日、屋外広場「渋谷キャストガーデン」では、能登チャリティーフリーマーケットを開き、輪島塗や九谷焼などの工芸品、地震で廃材となったものを再利用して作られた商品などを販売する。フードキッチンカーでは、能登米を使ったおにぎり、能登岩のりみそ汁、能登復興3種海鮮丼(サワラ、ブリ、モズク)、能登しおサイダー、能登地ビール、地酒など、能登産の食材を使ったフード・ドリンクが並ぶ。フリーマーケットと飲食の売り上げの一部は、復興支援金として寄付する。

 会場ではほかに、全国各地の祭りやイベントで「竹あかり」の演出制作・プロデュースを手がける「CHIKAKEN(ちかけん)」が、竹に穴を開けて明かりをともす「竹あかり」やみこしを制作するワークショップを行う。完成したみこしは参加者と一緒に担ぎ、会場内を練り歩いてチャリティーイベントを盛り上げる。

 多目的スペース「渋谷キャストスペース」では、2日間にわたり音楽ライブを開催。初日29日には、劇場アニメ「この世界の片隅に」のオリジナルサウンドトラックで知られるコトリンゴさん、横沢さんがボーカルを務めるオノマトペルが出演。30日にはLINDBERGのボーカル・渡瀬マキさん、3人組ユニットikanimoが出演。29日18時ごろには、ライブの途中で電気を落とし、暗く無音の中で星に願い事をする「天の川タイム」を設ける。横沢さんは「星の見えない渋谷の街で、みんなで集まって竹あかりの光をともし、能登の人々や自分の大切な人たちに思いをはせる時間をつくりたい」と話す。

 会場内には「七夕の竹飾り」を数カ所設置し、参加者の願い事や能登への思いを込めた短冊を書いて飾れるほか、短冊はイベント終了後の翌週石川県に届けるという。七夕当日の7月7日、金沢市白山のライブハウス「崖の上サーカス」で「TOKYO 天の川in ISHIKAWA」の開催が決定し、横沢さん自ら渋谷で集めた短冊を持って行き、地元で活動するバンドと共に七夕ライブを行う予定だ。

 開催時間は11時30分〜19時。29日の音楽ライブは有料(前売り=4,500円、当日=5,500円)。