コーヒースタンド「SUIJIN COFFEE(スイジンコーヒー)」(品川区南大井4)が南大井エリア・桜新通沿いにオープンして2カ月がたった。運営はFreeHub(同)。(品川経済新聞)

 【写真】4種から選べるドリップコーヒー。写真はコパカバーナ農園(ボリビア)のシティロースト。

 食パン店「一本堂」跡を改装。店内にはイベントなどに利用できるよう、空きスペースを設ける。テークアウトのみで、店舗内外に待合椅子を約10脚用意する。店舗面積は約10坪。

 店長の安谷屋聡(あだにやさとし)さんは、6年半前から数軒隣の事務所で店舗メンテナンス・電気工事業を営んでいる。飲食店の経験はなかったが、「かねて愛着のある桜新道で、地域住民のコミュニケーションが起こる憩いの場をつくりたかった。タイミングよく空き物件が見つかったので、好きなスペシャルティコーヒーの魅力も知ってもらおうと、コーヒースタンドを開くことにした」と話す。

 当初は5月にオープン予定だったが、コロナ禍で店舗営業の認可に時間を要した。店名の「SUIJIN」は、一帯で知られる品川区指定史跡「大井の水神社」(南大井5)から取ったという。

 豆はスペシャルティコーヒー焙煎(ばいせん)所「BUCKLE COFFEE(バックルコーヒー)」(大田区)から、安谷屋さんが季節に応じて選んだ4種を取り寄せる。「ルワンダ スカイヒル」などフルーティーな豆2種、「ベトナム エバーグリーン」などビターな豆2種を3カ月ごとに入れ替える。試飲も可能。

 注文ごとにペーパードリップで淹れる。各1杯450円で、マイボトル持参は30円引き。「カフェ キュリアレンテ」(東大井5)から取り寄せたバナナケーキ(220円)など、焼き菓子も販売する。

 「おいしいコーヒーをたしなむのは文化的な営み。銘柄やひき方で異なる味を楽しんでもらうことで、街を元気に、豊かにしたい」と安谷屋さん。「先日はボイジャータロットに詳しい知人にイベントを開催してもらった。近年は画廊も少なくなっているので、いずれは安い場代で作品を展示できるギャラリーも兼ねたい。アップデートを重ねながら、人が集まって新しいことが生まれる場所にしていきたい」と声を弾ませる。

 営業時間は火曜〜金曜が12時〜18時、土曜が10時〜19時。月曜・日曜定休。新型コロナウイルス感染症対策として、店内を換気して店員はマスクを着用し、入り口にアルコール消毒液を設置する。