いすみ市札森地区と万木地区の桜並木が見頃を迎え、4月5日、ライトアップが始まった。(外房経済新聞)

 今年初めてライトアップされた万木地区「お城橋」付近。歩いて訪れる近隣住民の姿もあった

 札森地域のライトアップは、例年3月下旬に行われていたが、今年は桜の開花が予想よりも遅く2度延期。当初の予定より2週間遅れて始まった。

 ライトアップ初日は、小雨が降る中、大きなカメラを抱えた人や、小さな子どもと一緒に訪れ桜と共に写真に収めようとカメラを向ける人の姿などが見られた。地元住民が整備した遊歩道を歩きながら夜桜散策を楽しむ人もいた。 

 今年初めてライトアップを実施した万木地区の「お城橋」付近では、近隣住民が歩いて訪れる姿も多く見られた。会場近くの万木城跡公園駐車場には、キッチンカーなどの屋台も並んだ。

 近くに住む40代男性は「3年前に移り住んでから札森地区の桜並木を毎年見に来ている。今年は開花が遅く、様子を見に既に3度も足を運んだ。今年は田んぼの周りや水路沿いの遊歩道がさらに整備された印象を受ける。ライトアップもきれいだが、日によって変わる夕焼けの時間帯もお勧め」と話す。

 両会場は車で約15分ほどで行き来できる。札森地区の桜並木はいすみ鉄道上総中川駅から徒歩約10分ほどの場所にあるのため、いすみ鉄道を利用して訪れる人も少なくない。

 ライトアップは日没〜から20時30分ごろまで。天候によって時間変更や中止の場合あり。4月14日まで。