御宿町で初となる「ONJUKUアートフェス」が4月7日、月の沙漠記念館前広場(御宿町六軒町)で開催された。(外房経済新聞)

 ウオールペイントを体験する子どもたち(画像提供=関宏美さん)

 「子どもたちがアートにふれ合う日」をテーマに、ウオールペイント体験やダンス、音楽などのパフォーマンス、飲食やアートの屋台もあり、多くの親子連れや地域住民でにぎわった。

 御宿町商工会青年部副部長の大野貴広さんら、20代〜30代の地元の若者が中心となって企画した同イベント。アーティストの河野成人さんが同町岩和田漁港近くに伊勢エビのウオールアートを描くことになり、それをきっかけに、同町の子どもたちがアートを体験できる機会を設けるため、同イベントを開いた。

 イベントでは、3メートル×5.5メートルの巨大なべニア板が用意され、河野さんに教えてもらいながら、子どもたちがウオールペイントを体験。子どもたちが描いた絵は後日、河野さんが仕上げ、「大漁旗」が完成する。

 同町在住の40代女性は「子どもたちがペイント体験をすることで、アートを身近に感じることができた。プロアーティストのライブ演奏も大変盛り上がり、大人も楽しむことができた」と振り返る。

 大野さんは「さらに地域を盛り上げるため、今年の秋頃に、再度開催を検討している」と話す。