立川のシネマ通りにあるカフェ「cocokara(ココカラ)」(立川市曙町2、TEL 042-512-7159)が9月23日、街の本棚として無料で本を貸し出すサービス「きんじょの本棚」を始めた。(立川経済新聞)

 「きんじょの本棚」は、町田市周辺が拠点となって始まり全国各地に広がっているシステム。本棚が設置してある場所でなら、誰もが自由に借りて、「きんじょの本棚」に参加している支店ならどこで返してもいい仕組み。「店主がセレクトした本、店を利用する人が寄付した本など、それぞれの店ならではの本と一緒に、個性豊かな店や関わる人も楽しんでほしい」という思いから活動している。同店は、「きんじょの本棚」に立川初の支店として参加し、69番目の支店となる。

 店主の加藤友里恵さんは「当店で販売中のオリジナルデザインパッケージのドリップコーヒーをお願いしている町田の『ヒルズ珈房』さんに紹介いただき、『きんじょの本棚』に立川初の支店として参加することになった。当店だけでなく、立川でもぜひ参加店を増やして広げていきたい」と話す。

 同店で扱う本は絵本が中心で、今まで店内で自由に読んでいただいていた本や、来店客や加藤さんの親族が読まなくなり寄付された絵本のほか、古書を扱う店でも絵本を7冊新たに用意。加藤さんが読まなくなったレシピ本なども提供する。

 「子どもにも大人にも読んでほしい優しい絵本を取りそろえたので、大勢の方に読んでほしい。日常の暮らしの中に自由に借りられる身近な図書館のような形でなじんでいけたら。併せて、もう読まなくなった本をまた誰かに読んでもらって、また誰かの暮らしにそっと寄り添っていく、そんな優しさの連鎖になればうれしい。家に眠っている絵本があったら、ぜひ店に持ってきて寄付していただければ」と呼び掛ける。

 本棚は、カフェの営業時間(木曜〜月曜の11時〜18時)に利用可能。