2月15日、2017(平成29)年に閉店したエスニックカレー専門店「メーヤウ」早稲田店の味を引き継ぐ新店「早稲田メーヤウ」開店プロジェクトを始まった。(高田馬場経済新聞)

 【写真】「メーヤウ」キッチンカーでの一日限定復活の様子 早稲田地球感謝祭

 1997(平成9)年にオープンしたメーヤウ早稲田店は2017年3月、一時休業から再開することなく、開店以来の常連客をはじめ、現役早大生やOB、歴代アルバイトスタッフなど多くのファンらに惜しまれながら閉店した。

 転機は2018(平成30)年9月、早大早稲田キャンパスで開催された地元商店会主催の「早稲田地球感謝祭」。メーヤウ早稲田店のアルバイトOB・OGたちが、元早稲田店店長の高橋忍さんに提案し、会場でキッチンカーによる「タイ風グリーンカリー」と「インド風チキンカリー」の1日限定販売を行った。

 「伝説のワセメシ」限定復活の知らせはSNSでも拡散され、イベント当日、キッチンカーの周辺には「メーヤウの味」を求めて地方からやって来たファンらが列をなした。

 今回、メーヤウ早稲田店の味を受け継ぐ「早稲田メーヤウ」の出店・運営事業を計画する高師雅一さんは、「メーヤウのカリー」復活ニュースをネットで見て駆け付けたファンの一人。かつて親しんだ味を絶やしたくないとの思いから、面識のなかった高橋さんに連絡。その後、打ち合わせを重ね、新店出店に向け準備を進めてきたという。これまでに高円寺の間貸しカレー専門店「豆くじら」での1日限定営業や期間限定通販などを行ってきた。

 4月オープンを目標に据える新店は、長い年月を掛けて「メーヤウ」の味を作り上げ守ってきた高橋さんがメニュー監修するほか、早大在学中に常連客だった高岡豊さんが勤務先を退職し店長として就任する。開店当初は「ポークカリー」「チキンカリー」の2種類を中心に提供する予定という。

 「メーヤウの『カリー』は、(早大生の間で)先輩が後輩に『おごる』という文化があった。おごられた後輩は、『激辛カリー』の洗礼を受けメーヤウのファンになる。その学生がまた後輩に『おごる』。私もそういう輪の中の一人」と高師さん。

 現在、クラウドファンディングサイト「21年間早大生に愛された激辛美味カリー『メーヤウ早稲田店』の味を復活させたい!」で新店経営のための資金支援を呼び掛けている。出資者へのリターン品は「メーヤウを知らない早稲田現役生にカリーご馳走券」などを用意する。目標額は150万円。募集締め切りは3月26日23時59分。

 高師さんは「早稲田かいわいでは近年、ワセメシと呼ばれる『安い・量が多い・おいしい』の三拍子そろったメニューを提供する店の閉店が続いている。メーヤウの味を残すチャレンジが早稲田の文化そのものを残すきっかけにもなれば」と高師さんは期待を込める。