発酵食品の物販スペース併設するカフェレストラン「五風十雨(ごふうじゅうう)」(湯沢市倉内)が5月17日、オープン1カ月を迎えた。(横手経済新聞)

 湯沢市のカフェレストラン「五風十雨」店内

 1965(昭和40)年11月に創業の伊藤漬物本舗(角間)が、発酵食文化の発信拠点として国産の発酵食品を中心に扱う物販ブースを併設するテーブル席48席のカフェレストランを開業した。この1カ月は、1日平均50人ほどが来店したという。

 「曲げわっぱのさばの味噌(みそ)漬けセット」「かご御膳の鶏肉のこうじ漬け」(以上、1,350円)などの和定食を中心に提供するほか、地元のいぶりがっこ(162円〜648円)や河村屋(さいたま市)のタマネギの漬物(670円)、静岡県産の紅茶(942円)など、国産の発酵食品をそろえる。バニラソフトにいぶりがっこパウダーといぶりがっこのチップスなどをトッピングする「いぶりがっこソフト」(400円)も用意する。

 同店マネジャーの阿部千賀子さんは「地元の物だけではなく、国内各地の発酵食品をセレクトして紹介している。地元の四季を楽しんでもらえる空間で、地元の皆さんに発酵食の文化を紹介できれば」と話す。

 営業時間は、マルシェ=10時〜17時30分、カフェレストラン=10時〜17時30分(ランチメニューの提供は11時から)。水曜定休。