良好な関係であればありがたくもある反面、厄介な存在でもあるママ友。なかにはママ友が他人の夫にちょっかいを出してくるケースもあるという。38才パート勤務の女性の実体験をもとに、人の幸せを壊そうとするママ友への対処法について、専門家にアドバイスしてもらった。

疑心暗鬼にさせて他人の夫を狙う

 街で会うと、必ず鼻にかかった甘い声で、

「あきちゃんのパパさ〜ん」

 と、声をかけてくるK子っていうママ友がいるんです。いや、私や娘も隣にいるんだけど、なんで夫にだけ声をかけるの? おかしいですよね。とにかく彼女は男性に媚びるのが上手。保育園のいも掘り行事に参加したときも、大量のいもを運んでいるほかの子のパパに近づき、

「すご〜い! さすが男の人ですね。助かります〜」

 などと黄色い声を上げる。小柄で童顔なのに、豊満なボディーを持つ彼女は、自分の魅力を知り尽くしていて、いつも胸元が見えるような服を着ているんです。そのせいもあってか、多くのパパたちがメロメロ……。そんなあるとき、私の夫が、

「この前、駅でK子ママに会ったよ。相談に乗ってほしいことがあるから飲みにつきあってほしいって言われたんだけど、きみも誘われている?」

 と聞いてきたんです。もちろん私は誘われていません。そう伝えると、

「じゃあおれも行く必要ないよな」

 と。それで会話は終わったんですが……。その翌日、歯科医院でK子にばったり会ったんです。私の顔を見ると、

「ねえねえ、あきちゃんパパから、2人きりで飲みに行こうって誘われたんだけど‥‥。お借りしちゃっていいのかな〜」

 なんて言ってきたんです。(え? 夫の話と違う! うちの夫が誘ったの?)

 事実がわからなかったので、とりあえず、K子には知らないふりをして、すぐに親しいママ友に相談したところ、

「あぁ、そうやって、夫を疑わせるの、彼女の常套手段みたいよ。K子と不倫して離婚寸前になった家庭もあるから、気をつけないと」

 だって。とりあえず、夫には一部始終を伝えましたが、保育園を卒園するまで気が気じゃありません。
(38才・パート)

不快な人物のことは脳内から追い出そう!

 他人の夫を狙ってくるママ友の対処法について、日本アンガーマネジメント協会コンサルタント・小尻美奈さんがアドバイスする。

「自分の許容範囲を超えたことをされたのに、何も言わないでいると、相手の行動をエスカレートさせる可能性が。嫌なことは嫌と言い、かかわらないことが大切。この場合、毅然とした態度で、“夫を飲みに誘わないで”とハッキリ言った方がいいでしょう」

取材・文/前川亜紀

※女性セブン2021年4月22日号