必ずしも単なる“友達”というわけではないのが、ママ友というもの。ママ友同士のトラブルが、子供にも影響してしまうこともあり、慎重に付き合わなくてはならないだろう。実際に、ママ友同士のトラブルが子供に波及してしまった34才主婦のケースをもとに、そういった際の対処法について専門家に教えてもらった。

ママ友への恨みを子供にぶつける

 3才児保育で一緒のF代が厄介なんです。ママ友グループの中ではおとなしいし、私とも仲がよかったのですが……。

 あるとき、幼稚園でうちの息子がF代の息子にけがをさせたと、怒鳴り込んで来たんです。

「リョウくんが突然後ろから押したって息子が言っているんです。謝ってくださいよ」

 と、こちらが口をはさむ隙もないほどヒステリーを起こしていて……。でもそんなはずはありません。だってこの日、うちの息子は風邪でお休みしていましたから。そう告げると、

「じゃあ、うちの子が嘘を言ったって証拠を出しなさいよ」

 と激高。幼稚園の先生に聞いてみます、と伝えると、

「もういいわよ」

 と出て行き、事なきを得たのですが、先日も同じようなことが。公園で私の息子が遊んでいると、F代の息子がやって来て、ひとりで遊び始めたんです。

(これはまずい、近づかないようにしなくては)

 と思っていたとき、いきなりF代の息子が泣き出したんです。後から来たF代が案の定激高し、

「リョウくんに叩かれたのね? そうでしょ!」と決めつけ、

「うちの子に何すんのよ!!」

 と、怒鳴る始末。結局、F代の息子が眠くて泣き出しただけとわかったのですが、一体なぜ、うちの息子に濡れ衣ばかり着せるのか──。

 するとあるママ友が、意外な事実を教えてくれました。

「ママ友グループのみんなで買い物に行ったとき、あなたがF代さんを誘わなかったのを根に持っているみたいよ」

 私への恨みを息子にぶつけるなんて、許せない! やり返したいけど、ヒステリックな彼女を怒らせると、何をしでかすかわからない恐怖もあって、幼稚園を変えようかと思っています。
(34才・主婦)

静観していれば自ら孤立していく

 このケースについて、心理カウンセラー・石原加受子さんはアドバイスする。

「幼稚園を変えるなど、物理的に距離をおく前に、まずは相手を恐れないこと。“そういう人なんだ”と割り切れば、ムキにならないでいられます。無用な争いはせずに接点をなくして静観していれば、彼女のような性格の人なら、ほかの人たちも離れていくはず。自ら孤立し、去って行くはずですよ」

取材・文/前川亜紀

※女性セブン2021年4月22日号