コロナ禍で“お家時間”が増えたことで、生活は一変。それまで外食が多かった人々も、家で食事をする機会が増えた。そんななかで注目を集めたのが、コンビニの底力だ。ステイホームでモノの消費量が軒並み下がるなか、コンビニは冷凍食品、中食、スイーツの売り上げが前年比100%超えを記録したのだ。

 コンビニといえば、「近い、早い、安い」が売りのはず。味や品質は少しがまんする必要があるのではないだろうか。「それは昔の話です」と強調するのは、コンビニジャーナリストの吉岡秀子さんだ。

「食品添加物に関しては、現在、セブン-イレブン、ローソン、ファミリーマートの大手3社とも、おにぎりや弁当といった自社商品に、保存料や合成着色料などを使用していません。セブン-イレブンは、パンのトランス脂肪酸も極力削減しています。いまや、コンビニのオリジナル食品は、皆さんが思っている以上に添加物が少なくなっています」

 コンビニ食品の最近のキーワードは、「健康」なのだ。

「折からの健康ブームにコロナ禍による運動不足が重なり、各社とも健康に配慮した商品づくりを進めています。

 たとえばローソンは、4月下旬から“シールド乳酸菌100億個配合”と銘打ったサラダを販売する予定ですし、土壌の質にこだわった『ローソンファーム』という農場を全国18か所に展開していて、自社商品に使う野菜や店頭で売る野菜の生産者まで追えるようになっていますもちろんほかのコンビニも商品管理を徹底しており、コンビニで売っている野菜やサラダの安全性に問題はありません」(吉岡さん・以下同)

 気軽に外食ができなくなったことで、ウーバーイーツなどの宅配サービスが人気を集めたが、やはりコンビニを忘れてはならない。

「なかでもセブン-イレブンの『セブンミール』は、ミールキットのほか、管理栄養士が考えるバランスのよい献立もあり、自宅に届けてもらうこともできる。購入額によっては配送料が無料になるなど、ほかのネットスーパーなどと比べても手頃。最近は、30〜50代の女性利用者も増えています」

 人それぞれ、料理にどれくらい手間をかけたいかは異なるはずだ。忙しくて手間をかけられないときは、身近にあるコンビニが救いの手を差し伸べる。

「いまの世の中のキーワードは『時短』です。共働きが増えて、忙しくて料理する時間が取れない主婦がいるのは当たり前のこと。コンビニの中食や冷凍食品は自宅でつくると大変な労力がかかるものばかりなので、負い目を感じずに活用してもいいのでは」

※女性セブン2021年4月29日号