小学生の整形SNS投稿、赤ちゃんの容姿でマウント…女性たちに広がる「こんな社会では子どもを産むのが怖い」の声、ルッキズムの蔓延が少子化に拍車をかけるのか

マネーポストWEB10/2(木)15:15

小学生の整形SNS投稿、赤ちゃんの容姿でマウント…女性たちに広がる「こんな社会では子どもを産むのが怖い」の声、ルッキズムの蔓延が少子化に拍車をかけるのか

ルッキズムの価値観が蔓延する現状に不安を感じる女性たちも(写真:イメージマート)

 SNSで整形や痩身に関する投稿が激増している昨今。某美容クリニックの公式アカウントでは、「二重整形モニター」として小学生女児が顔出しで登場し、大きな議論を巻き起こしている。美容外科学会の調査によれば、10代の美容整形希望者は年々増加傾向にあり、2023年には未成年の施術件数が過去最多を更新したという。

 こうしたルッキズム社会を目の当たりにし、子どもを産むことに消極的になっている女性もいる。そうした女性たちのリアルな本音に迫った。

「子どものビジュアルでマウントを取る友人が怖い」

 都内の広告系企業で働く会社員のAさん(女性・32歳)は、昨年同い年の男性と結婚した。しかし、高校や大学時代の友人が、子どものビジュアルでマウントを取り合う様子に辟易し、「子どもを作りたくない」という気持ちが増していると話す。

「最近、私の周りでも子どもを産んだ友人が増えてきました。でも、生まれたそばから『あの子は目が大きくて可愛いよね』『あの子はちょっと残念』などと平気で言うんですよ。なかには『ママが整形だからね〜、赤ちゃんの顔見たら全然違うから、バレちゃうよね(笑)』、『あそこはパパがイケメンだからさ、可愛く生まれてラッキーだよね』などと悪口で盛り上がっているケースもある。

 同窓会のような集まりがあった際には、誰の子どもが『可愛い』『可愛くない』で盛り上がって、みんなでインスタを開いて大盛り上がり。また『子どもの顔出しをするか否か』という話題が上がった際には、『顔出しはリスクだけど、二重で生まれたことをアピールするために、目元だけ出すママが多いよね』という話をしている人も……。正直ゾッとします」(Aさん)

 Aさんはそうした場に居合わせるたびに、「もし自分が子どもを産んだら、その子が容姿でジャッジされる」と考えてしまうという。

「こんな目が向けられる生きづらい社会で、子どもを産み、育てることに不安を感じます。みんな悪気はないんでしょうけど、あまりに当然のように外見で評価しているのを見て、『ここに自分の子を連れてきたくない』と思ってしまう。小さいうちからビジュアルで差別される社会に、わざわざ自分の子どもを送り込む勇気が持てないんです」(同前)

「子どもが容姿でいじめられたらどうしよう」

 こうした感覚は大学生にも広まっている。首都圏の大学に通う大学生・Bさん(女性・21歳)は、そうしたSNS投稿を目にして大きな不安を感じている。

「小学生が整形している動画を見て、本当にショックでした。もし自分が将来子どもを産んだら、その子も見た目を理由に劣等感を抱くんじゃないかな、とか怖くなります。たとえば、『子どもが容姿でいじめられたらどうしよう』、親として『整形させていいのか』といった問題にも向き合わなきゃいけないのかと思うと、正直、子どもを作るのが怖いです。

 このあいだ、私の友人が『結婚するなら絶対に二重で鼻が高い男がいい。じゃないと子どもが整形することになる』と話していて、衝撃的でしたね。そんな基準で結婚相手を選ぶのか、と。景気が悪く、少子化も進んでいる日本社会で、さらにルッキズムまで広がっているとなると、若者はあえて子どもを作ろうなんて思わなくなっても当然ですよね」(Bさん)

 一見、華やかに見えるSNSの世界。しかし、その背後では大人だけでなく、子どもたちの容姿までもジャッジするルッキズムの価値観が蔓延している側面もある。そうした現状を目にした女性たちのなかには、「子どもを産み育てたい」と思う気持ちが次第に薄れていくケースもあるようだ。

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