高速ライドも楽しい!

【ツーリングで徹底比較】この夏、乗るべき新型バイクは? 国産メーカーのミドルクラスを乗り比べ!の画像一覧

毎年恒例のMonoMaxバイク部による初夏のツーリング。今年は国産メーカーのミドルクラス新型モデル3台を駆り、美しい花と海が魅力の千葉県・房総へと出かけました。

初夏のワンデイツーリングへ出かけたのはこの3モデル

元気だけど 扱いやすく、気持ちよく乗れ ます!

スズキ GSX-8S ¥1,067,000
問い合わせ先:スズキ(株)お客様相談室 TEL:0120-402-253

● 全長×全幅×全高=2,115×775×1,105㎜ ●シート高=810㎜ ●車両重量=202㎏ ●総排気量=775㏄ ●エンジン型式=水冷4サイクル2気筒/DOHC4バルブ ●最高出力=59kw(80PS)/8,500rpm ●最大トルク=76N・ⅿ(7.7kgf・ⅿ)/6,800rpm ●燃料消費率(WMTCモード値)=23.4㎞/L(クラス3、サブクラス3-2)1名乗車時

メカニカルな機能美の魅力を強調したボディにコンパクトながらもパワフルかつ扱いやすいエンジンを搭載。そして最新のライドシステムも搭載され、走る楽しさを盛り上げてくれる一台です。

スロットルのレスポンスが良 く、自分の思い描く走りを楽 しむことができるのが最高

ヤマハ YZF-R7 ¥1,054,900
問い合わせ先:ヤマハ発動機 カスタマー コミュニケーションセンター TEL:0120-090-819

●全長×全幅×全高=2,070×705×1,160㎜ ●シート高=835㎜ ●車両重量=188㎏ ●総排気量=688㏄ ●エンジン型式=水冷4サイクル直列2気筒/DOHC4バルブ ●最高出力=54kW(73PS)/8,750rpm ●最大トルク=67N・ⅿ(6.8kgf・ⅿ)/6,500rpm ●燃料消費率(WMTCモード値)=24.6㎞/ℓ(クラス3、サブクラス3-2)1名乗車時

ヤマハ YZF-R7は、幅広いライダーが楽しむことができるスーパースポーツを目指して登場したモデル。YZF-RシリーズのDNAを継承するスタイリングに、扱いやすくスポーティな走りをもたらすエンジンを搭載。

久しぶりのバイクライドで も安心感を与えてくれるス ムーズな走り

ホンダ NC750X DCT ¥990,000
問い合わせ先:Hondaお客様相談センター TEL:0120-086819

●全長×全幅×全高=2,210×845×1,330㎜ ●シート高=800㎜ ●車両重量=224㎏ ●総排気量=745㏄ ●エンジン型式=水冷4サイクル直列2気筒/OHC4バルブ ●最高出力=43kW(58PS)/6,750rpm ●最大トルク=69N・ⅿ(7.0kgf・ⅿ)/4,750rpm ●燃料消費率(WMTCモード値)=28.6㎞/ℓ(クラス3-2)1名乗車時

力強い走りと走行安定性に優れた燃費性能、そして取り回しやすい低重心のパッケージングが魅力のモデル。状況に応じて適切なシフトアップ&ダウンを自動的に行うDCT(デュアルクラッチトランスミッション)を搭載する。

参加したライダーはMonoMaxバイク部の3名

モデル タカシさん:普段は250ccのスポーツバイクとクロスカブを愛用し、バイクライフを満喫中。バイクはデザインと快適性を重視派。

スタイリスト 栃木雅広さん:ツーリングに参加する度にバイク所有欲が高まるも迷い継続中のスタイリスト。バイク選びのポイントは活用頻度。

ライター 安室淳一さん:年間100台を超える様々なバイクの試乗をおこなっている本誌乗り物ライター。愛車でのツーリングはお預け状態継続中。

扱いやすく走りも十分なミドルクラスはいい!

ミドルクラス新型モデル3台を駆り初夏のツーリングへ出発

安室 MonoMaxバイク部恒例のツーリング、今回は房総半島の最南端まで往復約250㎞。晴天かと思ったら、突然の雨もありましたがバイク旅を満喫できたと思います。ミドルクラスの最新モデルに乗ってみていかがでしたか。

タカシ 僕が乗ったスズキGSXー8S、実は少し前から気になっていたモデルでスタイルを含め、今回実際に乗ってみて総合的にいいなと思いました。尖った感じのスタイリングがカッコよくって、あのブルーのカラーリングも目を引きますよね。それとリアのロゴも未来感があっていい。先進的なデザインですが、とても乗りやすくてそのギャップもよかった。青空の下、海辺を走ったら最高です!

栃木 今回乗ったホンダNC750Xは、久しぶりの運転でも安心して乗れるというのが一番よかった。さらにオートマのDCTなのでエンストの心配がなく、乗りたいと思った時に気軽に乗れるのがいいですね。だからといって安全安心だけのバイクでなく、しっかりとエンジンを回せば走りも楽しめるんです。それと燃費も良好でした。カジュアルな格好にも似合いそうなデザインも好印象です。

安室 私が乗ったヤマハYZF-R7は、所有感を満たしてくれるデザインのボディに力強い加速と扱いやすさを両立させたエンジン。そして精度の高い走りを実現してくれるフレーム、加えて軽快な走りと安定性を高めてくれるサスペンションが、爽快かつ安心感のある走りを楽しませてくれました。このクラスなら走りに物足りなさを感じることは少なく、スポーツ走行だけでなく、ちょっとしたツーリングにおいても存分に楽しむことができました。

いつもより早めに起きてワンデイツーリングに出発

ときおり車両を乗り換えてツーリングを楽しみました今回の春ツーリングに選んだ車両は688〜775ccの中間排気量モデル3台で、カテゴリーもネイキッド、スーパースポーツ、クロスオーバーと様々。編集部のある都内から東京湾アクアラインを渡り木更津へ。その後は館山自動車道を富浦で降り、館山から野島埼灯台を巡り千倉で休憩。そして鴨川を抜けて、編集部へと戻る約250kmのルート。

参加したライダーはMonoMaxバイク部の3名

【左/タカシさん】ブルゾン¥24,970/アバハウス 問い合わせ先:ABAHOUSE 池袋パルコ店 TEL:03-3987-8025  ニット¥33,000/アスペジ 問い合わせ先:トヨダトレーディング プレスルーム TEL:03-5350-5567 ジーンズ¥35,200/ベルウィッチ 問い合わせ先:DESIGNWORKS 銀座 TEL:03-3573-6210 ヘルメット¥63,800/ショウエイ 問い合わせ先:SHOEI国内営業部 TEL:03-5688-5180 グローブ¥8,580/TAICHI 問い合わせ先:アールエスタイチ TEL:0120-22-3403 その他はモデル私物

【中/栃木さん】ブルゾン¥72,600/アスペジ 問い合わせ先:トヨダトレーディング プレスルーム TEL:03-5350-5567 ヘルメット¥68,200/アライヘルメット 問い合わせ先:アライヘルメット品質管理部 TEL:048-645-3661 グローブ¥8,250/TAICHI問い合わせ先:アールエスタイチ TEL:0120-22-3403 その他はモデル私物

【右/安室さん】ライダース¥176,000/デザインワークス 問い合わせ先:DESIGNWORKS 銀座 TEL:03-3573-6210 ヘルメット¥74,800/ショウエイ 問い合わせ先:SHOEI国内営業部 TEL:03-5688-5180 グローブ¥10,780/ゴールドウインモーターサイクル 問い合わせ先:ゴールドウイン カスタマーサービスセンター TEL:0120-307-560 その他はモデル私物  

編集部を出発したらすぐに首都高速と東京湾アクアラインで高速ライドを体験。各々、加速の具合や巡行安定性等の高速走行性能を味わいながら走りを楽しむ。自分の乗っているバイクだけでなく、新型となれば気になるのがライダーの性。高速道路を降りて道の脇に止めて走りの具合を聞きつつ、車両を乗り換えて楽しみました。

ランチタイムやコーヒーブレークもツーリングの醍醐味

南房総で獲れた海鮮丼でランチ休憩ツーリングの楽しみは走ることはもちろん、ご当地の食もそのひとつ。

道の駅などで楽しめる休憩タイムも満喫今回は南房総で獲れた海鮮丼をはじめ、くじらの竜田揚げ、そして季節のスイーツをいただきました。

一日約250㎞を走って実感!最新バイクのここがすごい

スズキ GSX-8S ¥1,067,000 問:スズキ(株)お客様相談室  TEL:0120-402-253スズキ GSX-8Sの推しポイント1「走りは元気なのに乗りやすい」
アグレッシブな見た目で元気だけど扱いやすく、気持ちよく乗れます! アップライトなポジションもいい感じでした。

インパクトのあるフェイスデザイン はシャープかつ未来的な感じスズキ GSX-8Sの推しポイント2「先進的なフロントマスク」
インパクトのあるフェイスデザインはシャープかつ未来的な感じもしてカッコよく、とても魅力的!

液晶ディスプレイは想像 以上に昼夜問わず視認性が高いスズキ GSX-8Sの推しポイント3「快適な大型ディスプレイ」
大型の液晶ディスプレイは想像以上に昼夜問わず視認性を高められていて、近未来的な雰囲気もいいですね。

ヤマハ YZF-R7 ¥1,054,900 問:ヤマハ発動機 カスタマー コミュニケーション センター TEL:0120-090-819ヤマハ YZF-R7の推しポイント1「ライダーの気分を上げる爽快な走り」
スロットルのレスポンスが良く、自分の思い描く走りを楽しむことができるのが最高。ただスピードの出し過ぎには注意です!

内腿の当たる部分がえぐられた タンクヤマハ YZF-R7の推しポイント2「一体感を高めるタンク」
内腿の当たる部分がえぐられたタンクは、ライダーの運動性を妨げず、一体感とホールド感を高めてくれます。

ライダーの操作に対しての反応 が良く、スーパースポーツらしい パワー感

ヤマハ YZF-R7の推しポイント3「高揚させるエンジン」
ライダーの操作に対しての反応が良く、スーパースポーツらしいパワー感と扱いやすさの両立も魅力ですね。

ホンダ NC750X DCT ¥990,000 問:Hondaお客様相談センター TEL:0120-086819ホンダ NC750Xの推しポイント1「ときどきライダーも安心できる走り」
久しぶりのバイクライドでも安心感を与えてくれるスムーズな走り。リラックスしたポジションで乗れて、疲労感も軽減してくれますよ。

タンク形状のトランクはとても使いやすいホンダ NC750Xの推しポイント2「大容量ラゲッジボックス」
タンク形状のトランクは使いやすい! 現地で購入した特産品や荷物を入れることができて、濡れないのも最高です。

高速道路を走る時などに有効なスクリーンホンダ NC750Xの推しポイント3「快適なスクリーン」
特に高速道路を走る時などは有効! 走行風を抑えてくれて疲労感を軽減してくれるのでありがたかった。

今回、ワンデイツーリングへ出かけた3台はいずれも、街乗りからツーリングまで幅広く、思いっきり楽しめることが実感できました。
特にスポーツライド重視派はR7、ワインディングなら8S、ツーリング好きは750Xがフィットすると思います。ただデザイン的な好みで選んでも、この3台ならきっと満足できるはずです!

取材・文/安室淳一 撮影/山本佳吾 スタイリング/栃木雅広